~ミッション6 マスターエメラルドと共に・・・?~

さて、6月19日ですね☆
で、第1期20号も6月19日と。
で、ぺっくとその父の誕生日も6月19日なんだそうです。
だれか、HAPPYばぁすでぃと言っておくれ☆(オイ)

地球が、どんどん離れていく。
星の瞬く宇宙を、シャトルはどんどん進んでいく。
さっきソニックさんが言っていた、キャノンで壊された月が近づき─そして、スペースコロニーARKにもちかづいていった。

チャオサイドストーリーinSA2B 裏のお話 ~ミッション6 マスターエメラルドと共に・・・?~

「エミーさん、これなぁに?」
「さぁ・・・・」
エミーさんの口からあいまいな答えが返ってきた。
「これ、ひいたらどうなるのかな?」
「気になるわね。」
軽く、ポン、とした声でまたエミーさんが一言。
「じゃ、ひいてみよっか。」
ボクは、コックピットにあったへんなレバーを(かたかったけど)力いっぱい引いた。
しかし、シャトルからミサイルが出るわけでもなく、何も起こらない。
「なーんだ。なんにもおこらないじゃない。」
エミーさんはそういった─しかし─
「あ”~~~~~~!!!!!!!!!!!!!?荷物庫の天井が開いた!?」
ナックルズさんが荷物庫が見える窓をのぞきこんでさけんだ。
「なぁに、どーせマスターエメラルドしか入ってないんだし・・・・」
「バカ!だからあわててんだ!」
混乱の中、コロンはかまわず運転をしていたが、ぽつりとひとことつぶやいた。
「ねぇ、だれかさっき荷物庫に入っていったわよね?だれだっけ?」
「う~ん、だれだったかなぁ?」
ボクがそういったとき、コックピットの窓の前を一瞬ライトカオスが通っていったような気がした。
「ちょ、ちょっと!あれ、純君とかいう子じゃなかった!?」
テイルスさんだけ頭が正常なようだった。
「あ、カプセル星のほうにおちてったわね・・・あ、もっと上─ARKのちょっとつきでたところにいっちゃったわ。ま、大丈夫でしょ。」
コロンが事も無げに言った。
「え・・・なんで大丈夫なの!?普通宇宙空間に宇宙服ナシで投げ飛ばされたら死んじゃうよ!?」
テイルスさんは、そんなこと言ってる場合じゃないとでも言うように言い返した。
「大丈夫よ。小説だから。」
眠そうに言う。
「そんな、漫画みたいなこといってないで・・・・」
あきれたように言う。
「だって、内容が漫画に近いじゃない。」
突き刺すように言う。
これが決定打だった。
テイルスさんはコロンにそういわれて何も言い返せなくなり、それほどあわてなくなったが(おい!)、それでもまだ心配そうに窓の外を見つめていた。
「あぁ~、もう!俺、先に行ってマスターエメラルドのかけらさがしてくるぜ!」
ナックルズさんはいらいらした口調で荷物庫に行き、宇宙空間に飛び出してしまった。
「いってらっしゃ~い☆」
コロンはコックピットから手を振っていた。
「ねぇ、なんかここ、本編とちがわない?ARKについてからいくんじゃなかったっけ?」
ボクはそういったが、コロンは、
「いいのよ。もともと変更しっぱなしだから。本編にあってるどころか、一話たりとも台本通りにすすんでないわよ。」
と軽くいった。
それで、僕は納得した─
「うん、さっきのコロンの台詞、本当に台本になかったよ。」

そのころ、ルージュは、だぶだぶのネックウォーマーにサングラスの、あのときにいたダークチャオをつれて、マッドスペース下層部でソニックたちを待ち構えていた。
そこへとつぜん三個のマスターエメラルドがこっちへ向かってくるものだから、もう、目が飛びだすほど驚いた。
しかし、その後方に、へんなものもついてきている─
「あら?」
ルージュはそのダークチャオを抱き上げながらつぶやいた。
「アンタ、さっきの見えた?」
そのダークチャオは、無表情のまま首を楯に振った。
「なんか、マスターエメラルドと一緒に─丸くて、光ったものがあっちのほうに落ちてったわよね!」
ルージュは興奮した声で言った。
ダークチャオには、なぜルージュがこんなに興奮しているのか、わかるらしい。
あきれた、とでも言うような顔をしている。
「きっと、アレ─なんかスゴイ宝石なんじゃないの!?マスターエメラルドのついでね!取りに行きましょ!!!」
ダークチャオが顔をしかめるかしかめないかするうちに、ルージュはそのダークチャオをひっぱって、マスターエメラルドと光る宝石(読み仮名:ライトカオス)が落ちていったほうへかけだした。

つづく~☆

このページについて
掲載号
週刊チャオ第120号
ページ番号
12 / 24
この作品について
タイトル
チャオサイドストーリーinSA2B
作者
ぺっく・ぴーす
初回掲載
週刊チャオ第107号
最終掲載
週刊チャオ第130号
連載期間
約5ヵ月11日