~ミッション1 ハリネズミ~つづき

夜の街のはずれにあるGUNの巨大な倉庫から、ボクはビックフットを操縦しながら町の中心に向かった。
そこに、ソニックさんがいて、みんなで待ち伏せしているところなんだそうだ。
ソニックさんを見つけたら戦闘開始して、そこへ待ち伏せしてるみんなが駆けつけ、戦闘が終わったら一気につかまえる。
ボクはこの作戦をカンペキだと思っていたが、この作戦を立てたのが同じチャオのデリートスだと聞いて、ボクは滅入った。
デリートスといえば、やたら作戦を立てることやら兵器の操縦、チャオたちの指揮が上手く、それを鼻にかけていつもいやらしく自慢いる上、もの凄く僕らに意地悪で上官にだけいいこぶっていい顔を見せていて・・・・まぁ、一言で言えばいやなやつだ。
でも今はそんなこと考えている場合じゃない。
ボクは、本物のビックフットを操縦するのは初めてだ。
しかもこの特別仕様のコックピットには、なんか練習用にはなかったわけのわからん新機能のボタンがたくさんあった。
とりあえずボクは町の中を(人々にビックリされながら)練り歩き、ソニックさんを探した。

広い町だ。なんせ首都なんだし。
3時間も探しているのに、さっぱりソニックさんが見つからない。
満月は空の真ん中にまでのぼり、もう深夜になったことを告げていた。
人通りもすくなくなり、もうビックリしているのはゴミバコをあさっていた野良猫ぐらいだった。
もう戻ってこのことを報告しよう、と思って後ろを向こうとしたその時、一瞬だけ青い物が閃光を引きながら広場のほうへ消えていったのをみた─あれは、まちがいなくソニックさんだ。
ボクはその広場へとビックフットに足を運ばせた─いくらソニックさんでもあの広場では逃げれない。たしかあの広場では行き止まりだ。
そして、広場に入ったとき、ソニックさんが不敵(にみえる)な笑みをみせながら、広場の真ん中に立っていた。
「やっと真打ち登場ってワケか?」
そう一言ソニックさんが言うと同時に、ビックフットとソニックさんは、動き出していた─。


♪楽屋♪
コロン>何よーっ!なんで私がぺっくを呼び出す役なワケ!?しかも一番最初のセリフで!
アロマ>だって、それがないとコロンの出番は全然なくなるわけだし....
コロン>・・・・(無言)
そのとき、楽屋に人間とチャオが一人ずつ入ってきた。
それはどっかでみたようなペア─モクハと純だった。
アロマ>・・・純君たちも出るの....?
純>人材不足だから、って言われたんでねぇ...しかたなく引き受けたんだよぉ~!
コロン>ぺっく!アンタ無理矢理誘ったワケ!?
ぺっく(監督)>・・・・(逃走)
コロン>あ!ちょっと待ちなさいよ!
モクハ>ところで、ボクはどうなるの?(一言も言わずに終わるとこだった...あぶないあぶない。)

つづく...そうだ。(続かなかったら困るだろ)
にしても長いタイトルだなぁ...

このページについて
掲載号
週刊チャオ第107号
ページ番号
2 / 24
この作品について
タイトル
チャオサイドストーリーinSA2B
作者
ぺっく・ぴーす
初回掲載
週刊チャオ第107号
最終掲載
週刊チャオ第130号
連載期間
約5ヵ月11日