第1章 53、見えない敵 未完成
バキは裏切り者、スケルトンと戦っていた。
スケルトンは好きな物に細胞を変化させ、なんにでも変身出来る。
バキは魔法が使えるが、素手で戦いたいらしい。
バキ 「(透明だからなんに変化してるか分かんねぇなぁ・・・)
・・・・・・」
バキは変化しているスケルトンを見ていた。
透明チャオなので目とポヨしか見え無い。
変形しても、何かは全然分からない。
そう考えているうちに・・・。
バキ 「き、消えた!?」
ポヨも目も見えなくなってしまった。
・・・落ち着け!
敵は姿が見えないだけだ!
耳を澄ませ・・・。
相手の息を読め!
バキは目を瞑り、耳を澄ました。
しかし、それは猫のように足音がしない。そして気配も無い。
勿論・・・。呼吸も聞こえない。
少し戸惑った時、
ガッ!
バキ 「ぐ・・・!?」
戸惑ったら隙が出来てしまう。
それはよくある事だ。
スケルトンは背後に回り、バキの首を絞めていた。
スケルトン 「私は今猫と化した。呼吸はこの位の間は止められるのだ。
フフフ・・・。このまま殺ってやる・・・。私を侮辱したからだ・・・」
バキは自分の顔を殴り始めた。
気が狂ったのか・・・。
いや、そうではない。
気力を失わないように殴り続けているのだ。
スケルトンは容赦なく首を絞める。
バキ 「くあぁ・・・」
バキは白目を向きかけていたが・・・。
右手で脇腹を殴った。
スケルトンは苦痛で怯んだ。
その時、バキは顔面に蹴りを入れた。
スケルトンは打っ飛び、崖に当たった。
バキは顔を何度も振り、正気に戻った。
バキ 「フー」
そして笑顔に戻った。