第1章 52、12歳の兵器
外は確かに黒いヘルメットを被ったCHAO達がいた。
そのCHAO達は一斉にCHAOの方を向く。
B・R 「いたぞ!殺せ!!」
CHAO 「はぁ・・・」
CHAOの容姿は頭が燃え盛る炎のような形をしている。(似ているタイプはNRF。角が3本ではなく5本)(色は角と、手先は柑子色(こうじいろ)。その他は菜の花色。
首には十字架の形をしたルビーの宝石をかけている。
目も同じくルビー(ニュートラルの目)
CHAOはため息をつくと、体を白く光らせた。
B・R1 「うわ!何だ!?」
B・R2 「あ、熱い!なんだこの熱気は!?」
30メートルは離れているのに、その場は砂漠のように熱い。
建物のガラスが溶けている。
CHAO 「フフフ・・・。ボクを甘く見ないでよ!
僕は別名は・・・サンシャイン!」
B・R達 「構うな!殺せ!!」
B・R達は暑さに耐えながらもCHAOに近づいていく。
少し笑いながらCHAOは両手を前に出した。
CHAO 「えい!」
ドン
両手から何かが放たれた。
それに当たったB・R達は・・・。
蒸発して消えた。
B・R 「ぎゃああぁぁぁぁぁ!」
CHAO 「まだまだ!それぇ!!」
次は右手だけを前に出した。
シュン
次は1センチにも満たないレーザーだった。
今度は建物に向かって放った。
ズゴ
B・R 「な」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
建物の端が切れて、落下してきた。
多くのB・R達がその落下物の犠牲となった。
CHAOは走り出した。
ICP本部に・・。
CHAOは立ち止って死にかけのB・R達に言った。
アポロン 「ボクの名前はアポロン!10年前にサイボーグにされたCHAO。
ボクはさっき体温を一気に太陽の表面の温度の約半分、摂氏3000度にした!
次に約6000度の熱波を出した!
そして最後は右手にエネルギーを集中させ、1センチに満たないレーザーを放った!その温度は摂氏8000度だ!
お前らにこれ以上好き勝手はさせない!」
そう言うとアポロンはまた走り出した。
さっきの2回の攻撃で、B・Rの一部は消滅した。
その頃―
バキ 「相変わらずうるせぇなぁ・・・。
っし!俺もやるか!」
バキは拳を振り回した後・・・、構えた。
スケルトン 「フ、面白い。
しかし私に・・・勝てるかな?」
バキは、
バキ 「男なのに私なんて言ってんじゃねーよ。
気持ち悪りぃなぁ・・・。
あとカッコつける暇があるなら戦るぞ、おかま」
と、言ってしまった。
バキは何の気もなくいったのだが、スケルトンはこの言葉にキレた。
スケルトン 「私がおかまだと!?
ふざけるな青二才!」
バキ 「うん、お前おかま」
サラリと言ってしまった。
この言葉がさらにスケルトンを怒らせてしまった。
バキ 「ごたごたやってねぇーで行くぞ透明オカマやろおおぉぉ!!!」
スケルトン 「分からぬガキだ・・・」
バキは正面から向かってくる。
バキ (・・・?
なんで構えもしないんだ・・?)
そのままバキはみぞおちにパンチを入れた。
・・・轟音が鳴り響く。
ぱた・・・ぱた・・・
バキ 「・・・な!?」
スケルトンは無傷だった。
そのかわりバキの手からは血が滴り落ちていた。
バキ 「・・・・・」
スケルトン 「どうした、驚きのあまり言葉が出ないのか?
今私は体を鋼鉄と化した!」
バキの両手両足はテーピングしてあるため、出血だけでよかったものの、テーピングをしてなかったら骨が皮膚を破って出ていた。
バキ 「っしゃぁ!
オカマ、お前も強えぇじゃん!!」
笑顔でバキは言った。
スケルトン 「笑っていられるのも今のうちだ!」
スケルトンはまた何かに化そうとしていた。
続く