第1章 49、油断大敵 

・・・・・基地にはまだ1歳にも満たない小さな小さな赤子がいた。

なんだかんだで赤子にされてしまったらしい。

それも今回が初めてではない。

もう6回目なのだ。

そして変えられたのは・・・。

子タナトス 「あぅー」

死を司る神、タナトスであった。

ホタル 「可愛いw可愛いw」

子タナトス 「にゃ~」(猫?

どうやら完璧に退化してしまったようだ。

・・・・・・・・あ。

イダテン 「・・・・・そういえばなぜ俺を呼んだ?
       あとタナトスは戻るのか?」

メイコ 「タナトスが戻るのは1年後w
      お前を呼んだのは実験台になって欲しい」

イダテンはポヨを?にした。

それより1年って・・・。

子タナトス 「わぅわぅ」(犬?

メイコ 「協力してくれたらパイの実10箱奢る」

イダテン 「OK。で、なんの実験だ?」

決めるの早すぎません?

まぁいいか。(殴

メイコ 「容姿だけを子供に戻す!」

イダテン 「・・・・・・・・・なぜそのような実験が必要?」

メイコ 「ポチッとw」

メイコがまた何かのボタンを押した。

パカッ

天井が開いた。

上を見上げた瞬間、

ばしゃーーーーーーーーーーーーー

透明の液体がイダテンにかかった。

イダテン 「・・・・・・・・・」(ずぶ濡れ

子タナトス 「こけーこっこっこ」(鶏?

一番早く異変に気づいたのはアインだった。

アイン 「と、父さん!なんで小っさくなってんの!?」

実験は見事に成功!

鉢巻が目を半分以上隠してしまっている。

子イダテン 「・・・・・・・・・・・・・・・」(理解不能

メイコ 「成功!イェイ!!」

メイコはとても喜んでいるが・・・。

チャロ 「・・・・・・メイコ。重要な特攻隊員を子供にもどしてどうする。戦力が落ちるだろ」

そう考えてみれば・・・。

子イダテン 「・・・・・戻る方法は無いのか?」

声が高くなっている。

メイコ 「あるが99%の確立で死ぬ。(えぇ
      あとパイの実」

イダテン 「サンキュ~♪」

イダテンが笑った。

少し平和な時だった。

皆が安心している時、

チャロ 「・・・・・思うが・・・。
      メデューサが約束を守ると思うか?僕はとても思えない」

ハオウ 「確かにな。今、この時も見張られてるかもしれない」

子タナトス 「うにゃ~」

いい場面崩さないでね、タナちゃん(殴

皆が黙り込んだ。

そこに、

バキ 「・・・あのさ、此処はトル君に心を読んでもらったら?
     それでスパイとか分かるかも知れないしさ・・・」

トル 「僕はいいヨ」

その後、多数の者達が賛成した。

そして、皆は心を無にした。

トルだけでは大変なので一応サトリも手伝う事になっている。

・・・・・・・

1時間後。

アニマルとカイオウは爆睡。

ホタルのビンタが炸裂した。

サトリ 「HE~Y!怪しい奴は2人いたぜ!!
      じゃ、トル君」

トル 「え~っと・・・。
     一番怪しいのがハイエナのパーツをつけてるCHAO。心が読めない。
     次に怪しいのが姿がないCHAO。変な靄みたいなものが掛かって読めないんダヨ」

浮上したCHAOは・・・。

ブッチとスケルトンだった。

ブッチ 「はぁ?俺も心を無にしてたぜ、なんでだよ?」

もう1匹は姿の無い透明CHAO、スケルトン。

彼は別名ミラーと言われている。

その通り、相手の容姿、技までコピーできる。

スケルトン 「・・・・・・・・・・」

ビシュンッ!

問い詰めようとした瞬間。

スケルトンは消えた。

子イダテン 「・・待て!」

子イダテンが追っかけようとしたが、

グイッ!

ベチャァ

鉢巻を踏んづけられていたためコケた。

アイン 「僕が行くよ!」

バキ&ガイア 「俺も行く!」

3人が追っかけに行った。

鉢巻を踏んづけていたのは・・。

ファングだった。

子イダテンになって鉢巻が長くなったため、踏まれやすくなったんだろう。

ヒュプノス 「兄ちゃんが居ない!」

スケルトンは子タナトスを持っていっていた!

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第284号
ページ番号
52 / 57
この作品について
タイトル
CHAO 戦闘記
作者
カオスソーサラ(メガライア)
初回掲載
週刊チャオ第271号
最終掲載
週刊チャオ第287号
連載期間
約3ヵ月23日