第1章 47、2人の馬鹿! 

ガイアが基地にやってきてから、時間が経った。

緊張の空気が張り詰めている。

そこに、

『いやっほおおぉぉぉぉぉ!久し振りいいぃぃぃぃ!!!』

バカン!

ドアを破壊して1匹のCHAOが入ってきた。

そのCHAOは鉄カブトを被ってる。そのヘルメットには『KILL ME』(俺を殺してみろ)と書いてある。
   茶色の薄汚れたベルトもしていて、そのベルトには手榴弾が15個ついている。
   体中に銃弾をまき付けている。

チャロはそのCHAOの元に歩いていき・・・。

バキィ!

痛い一撃を顔面にお見舞いした。

チャロ 「・・・コードネーム、特攻馬鹿。アニマルだ」

ロン 「これで扉を壊されたのは1000回突破だ」

ガイア 「銃の整備してから行くって喚いてたんで殴って途中まで連れてきたんだが起きて暴走してた」

アニマルを見てアインが「あー!」っと声を上げた。

カイオウ 「特攻馬鹿は俺だ!」

エンエン 「喚くな天下逸品馬鹿」

これを聞いていてほとんどのCHAOが思った。

こいつドンドン毒舌になってってるなぁ・・・。

アイン 「アーたん!君もICPだったの!?」

一部のCHAO以外 「アーたんんん!!!??」

アニマル 「よぉーアイン・・・。じゃなくってアーたん言うな!
       完全被甲弾(フルメタルジャケット)乱射するぞ!」

カイオウ 「うわー!その弾は鉄をも貫くという強っええ弾じゃん!
       かっこいいー!」

カイオウは武器の知識はすごい。

が、アニマルもすごかったり。

アニマル 「そうだぜ!この銃はいつも手入れしてるからウンタラカンタラグダグダグダグダ」

永遠に続きそうなので略す(コウラアァァァ

早くもカイオウとアニマルは仲良くなったようだ。

カイオウ 「水爆って確かさぁ、核融合を利用した爆弾。核兵器の一種。水爆という略称で呼ばれる。
原子爆弾を雷管代わりに用い、この核分裂反応で発生する放射線、超高温、高圧を利用して、水素の同位体で質量数の大きな重水素や三重水素の核融合反応を誘発し、莫大なエネルギーを放出させる。普通の水素は核融合反応の速度が遅いため実用にならず、「水素爆弾」という語に含まれる「水素」はあくまで重水素および三重水素の事である。原爆による高温度が重要である点から「熱核爆弾」と呼ぶ場合もある。一般に核出力は原爆をはるかに上回る。なお、中性子爆弾も水爆の一形態である。・・・だっけ?」

あの馬鹿なカイオウはどこへ行ったんだ!

アニマル 「そうだぜ!んで開発の歴史は、第二次世界大戦末期のマンハッタン計画後、アメリカでエドワード・テラー、スタニスラフ・ウラムらによって開発が進められ、1952年11月1日、エニウェトク環礁で人類初の水爆実験、アイビー作戦 (Operation Ivy) が実施された。この作戦でアメリカはマイク (Mike) というコードネームで呼ばれる水爆の爆発実験に成功した。マイクの核出力は10.4メガトンであったが、本来は気体である重水素や三重水素を零下二百数十度に冷却液化しなければならないため、そうした大規模な装置類の付属により、マイクの重量は65トンに及び、実用兵器には程遠いものであった(気体のままでは密度が低く、核融合反応が起きない)。ところが、翌1953年、ソヴィエト連邦が重水素などの熱核材料をリチウムと化合させて固体として用いた水爆の実験に成功した(実際には水爆ではなかったと言われている)。この型では大掛かりな付属装置が不要なため水爆を小型軽量化できた。その後アメリカも熱核材料をリチウムで固体化した水爆を完成。1954年、キャッスル作戦 (Operation Castle) が実施された。作戦の一つ、ブラボー (Bravo) 実験の成功により大幅な小型化が実現、更に米ソ両国で核実験が続けられ1955年から1956年には爆撃機にも搭載可能になり核兵器における威力対重量比が格段に増大する結果となった。いわゆるメガトン級核兵器の登場である(1メガトンは1,000キロトン、つまり百万トン分のTNT爆薬が爆発したときに発するエネルギーに相当する核出力を意味する。広島に投下された原爆の出力は15キロトン、長崎のそれは20キロトンであった)だぜ!」

アイン 「話してるとこ悪いけどアーたんって何ポリス?」

アニマル 「んぁー。ブロンズシルバーMIXポリス」

アイン!話を中断させてくれてアリガトー!

カイオウ 「そんでさー!水爆による被害は1952年のアイビー作戦による実験以降、水爆・・・」

バキ 「ファイヤーボール」

バキがファイヤーボールを発し、武器馬鹿2人に命中したため話は本当に終わった。

スリート 「アクレイアス」

スリートは小さな水弾を火に当て、火を消した。

続く

アルティメット 「今回アニマルさんとカイオウさんの水爆の話で終わっちゃいましたね。・・・それより武器だけじゃなく勉強の方も覚えてもらわないと・・・」

アニマル&カイオウ 「あ~ばよ~、とっつあぁぁ~ん♪」

アルティメット 「ルパン気取ってんじゃねぇよ、武器馬鹿2人組目が」

皆 「!?」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第283号
ページ番号
50 / 57
この作品について
タイトル
CHAO 戦闘記
作者
カオスソーサラ(メガライア)
初回掲載
週刊チャオ第271号
最終掲載
週刊チャオ第287号
連載期間
約3ヵ月23日