第１章　３５、情報収集開始

イダテンは言った通りエッグマンを玉子焼きにし、トルとバキと一緒に部屋を出た。

トル　「あー！そういえば僕達カスタードウィンナーに出てるんだった！
　　　　速く戻らなきゃ！」

バキ　「そうだった！
　　　　・・・・・・・・とは言っても転送装置みたいなものは無いよ！おまけにマスターウィナーズ！！」

イダテンは２人の会話をボ～っと聞いていた。

イダテン　「・・・・・・・しゃがめ・・・」

２人　「え」

２人は咄嗟にしゃがんだ、するとでっかい剣が飛んできた。

イダテン　「・・・・・・・・・刺客のおでましだ・・・。
　　　　　　　おまけに死神も～」（何

そういうと廊下の向こうからは多くの機械兵が出てきた。

トル　「うゎゎゎゎゎ！どうする？」

そういってる間にも機械兵はどんどん近づいてくる。

イダテン　「下がってろ・・・・・。
　　　　　　　俺が殺る・・・・・・・・速く・・・・」

２人は言う通り、イダテンから離れた。

イダテン　「宇宙に存在する時空の穴よ、その一部を我が前に現し、全てを飲み込め！ブラックホール！！」

すると目の前に小さなブラックホールを作り出し、機械兵を吸い込み始めた。

グシャガシャガッバキベキ・・・・・。

鉄が降り曲がる音が響き渡る。

２人は夢中で見ている時、

イダテン　「・・・・・・・・・トル・・・バキ・・・・。
　　　　　　　大会は・・・・・お預けだ・・・・・・。
　　　　　　　その代わり・・・・・・精精こっちで・・・・楽しもう・・・・・・・」

イダテンは機械兵を全て飲み込んだブラックホールを消した。

よく見るとイダテンの手は切り傷だらけだ。

イダテン　「行くぞ・・・・。Ｂ・Ｒ、本部！！」

２人　「え・・・・・・は、はい！」

イダテンは走り出した。

その後に真ん中がトル、後ろがバキと続く。

イダテンの両手からは大量の血が流れ出していた。

レーダー　「～！～！～！～！～！～！～！～！」

突如、レーダーが鳴り出した。

イダテン　「なんだ？」

レーダー　【ロン】「イダテン！俺だ、ロンだ！！無事か？
　　　　　　　　　　　もし無事だったら、チャロの記憶を取り戻してくれ！
　　　　　　　　　　　それが無理なら情報を頼む！」

イダテン　「・・・・・・・・了解・・・・。
　　　　　　　あと東京裏大会の子供が２人いる・・・・。
　　　　　　　それなりの力もあるようだから連れて行くぞ・・・・。
　　　　　　　大会出場停止といっておいてくれ・・・・・。
　　　　　　　理由は・・・・・・玉子焼きにでも聞いてくれ・・・・・操縦室だ・・・・」

ブツッ！

レーダーが途絶えた。

ＩＣＰ本部―

ロン　「玉子焼き・・・・どういう事だ？」

ホタル　「操縦室って言ってましたよね？」

理解不能、悪戦苦闘中。

Ｅ・Ｃ―

イダテンは２人を負ぶって走り出した。

さすが光速戦士、アッという間にＢ・Ｒ基地の長い廊下。

長い廊下では、一見扉のなさそうに見えたが、あの壁は通り抜ける事ができる、壁なのだ。

イダテンはそれを知っている。

トル　「スパイごっこ、面白～い！」

バキ　「トル君、これは遊びじゃないんだよ！！」

イダテンは首を突っ込んでは違うと言って、また壁に頭を突っ込んでいる。

トルとバキもさっきからそれを繰り返している。

バキが何かを見つけたようだ。

バキ　「２人とも！監視室だ！！」

イダテン　「・・・・・・・・でかした・・・・・」

監視室の中は中心のスペースを囲むように、ＰＣや画面があった。

イダテン　「あの配線を切らなければ・・・・・・」

イダテンが少し、表情を変えた。

トル　「僕に任せて！」

トルはこれでも針使いでもある。

３０センチ程の長い針を、トルは細い配線に投げた。

・・・・・・・・・・。

配線はうまく切れた。

監視員はまったく気づいてない。

それどころか寝ている。

バキ　「あの配線は・・・？」

イダテンではなく、トルが答えた。

トル　「あの配線は資料室とＰＣが点いたら知らせる物なんだ」

イダテン　「正解・・・・。資料室はこっちだ・・・・・・」

イダテンは２人を負ぶっているのにもかかわらず、音速で走り、資料室に入った。

資料室―

資料室の中は図書館のようで、壁を埋め尽くすほどの資料、棚には大小いろいろな太さの本があった。

イダテン　「探すものは・・・・・・分かってるな・・・？
　　　　　　　では、捜索開始・・・・・」

３人は次々と資料を探し出していく。

イダテンはもう必要な物を、１０冊は見つけた。

トルはこのような本を見つけた。

『Ｂ・Ｒ、ブラックリスト』
『神の日記』　　　『拉致と逃走した者リスト』

バキはこのような本を見つけた。

『魔法辞典』　　　『呪文一覧』
『封印術、解除術』

イダテンはある本を見ていた。

『裏切り者、（処刑完了）リスト』

次の瞬間、イダテンの顔が・・・・・凍りついた・・・。

続く

本の内容とは一体？