第1章 34、大会の方では・・・・

控え室でトレーニングをしていた者達が、何やら嫌~な雰囲気を漂わせている。

アンドレアノフとカオルが向き合って睨み合いをしている。

カオル 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・死ねええぇぇぇぇぇ!!!」

いきなりカオルがパンチを繰り出した!

が、

アンドレアノフはそれを後ろに避けた。そして体を掴み・・・。

通常式バックドロップをかけた!

カオルは対応できず、そのまま顔面から床に激突!

うつぶせになっているカオルの顔からは血が流れ、床が赤くなった。

バキ 「2人目の犠牲者だね、トル君」

トル 「あのCHAO、大丈夫かなぁ・・・?
     もぐもぐ・・・」

2人は炭酸の抜けたコーラとバナナを食べながらその光景を見ていた。

2人は早くも意気投合したようだ。

トル 「このバナナ美味しいネ!
     バキさん、もう7本も食べてルシ」(苦笑

バキ 「そういうトル君は3本目じゃないかw」

バナナを食べまくっている。

カイオウとウォッチはブッチとバンタンとゴウキと仲良くなったようだ。

バンタン 「はぃ、肉まん。上手いよ」

肉まんを喰っていた。

バキ 「僕、カオルさん医療室に運んでくるね」

トル 「僕も行くー!」

バキがカオルを背負い、トルはその後を着いていった。

医療室でカオルの話を聞いている時、廊下にロボットがいた。

どっからどー見てもエッグマンのロボだ。

エッグマン 「003号!マスターウィナーズの出場者2名を選んで捕らえろ!できれば凶暴で強そうじゃない奴じゃ!」

体の受信機から命令が下った。

003号 「リョウカイデス。チョウド、弱そうなCHAO、2匹発見。スグソチラニ転送シマ、ス」

トルとバキは医療室から出てきた。

バキのパンチの仕方をトルは訓えてもらっている。

003号は天井に隠れ、2匹が下を通りかかった所に、

無色透明の網を放った。

003号 「転送シマ、ス。ばき、とる、デス」

網の中から2人は姿を消した。

E・C、操縦室―

エッグマン 「ほーほっほっほっほ!
       イダテンも捕まえたし、あとはバキとトルとやらを待つだけじゃ!!」

イダテンはなぜ此処にいるかというと―

イダテンは草原で手足を伸ばしている所、

イダテン 「眠・・・・・。ZZZZZZzzzzzzzz・・・・・・」

寝た。

後ろにエッグマンがいる事にはとっくに気づいていたが全然気にしていなかった。

&イダテンは・・・。

エッグマンが横にバズーカを撃ったのにも関わらず寝ている。

超熟睡型なのだ。

エッグマンが触れようとすると・・・

イダテンは顔面に痛い一撃をお見舞いした。

そして、また眠った。

エッグマンは袋の中にイダテンを入れ、E・Cに戻ってきた。

そのおかげでエッグマンは顔面に包帯を巻いている。

イダテンは今尚眠り続けている。

トルとバキが操縦室に来た。

しかし、2人は話に夢中でエッグマンにぶつかった。

トル 「あれ?ここ何処?」

バキ 「それよりこの人間何者?」

やっと気づいたか。

エッグマン 「わしに打つかっておいてその口の利き方はなんじゃ!我が名はDr、エッグマン!」

トル&バキ 「卵男だ!」

エッグマン 「違う!悪の天才科学者、じゃあぁぁぁぁ!!!!!
       ほーほっほっほっほ!!」

卵男がムキになっている所、

イダテン 「寝心地悪い・・・・・」

イダテンが目覚めた。

エッグマンがそれに気づいた。

エッグマン 「わしの名は悪の天才科学者エッグマンじゃ!!」

イダテン 「・・・・・・まず名を名乗れ・・・・」

エッグマン 「今言っただろーが!
        もう1度だけ言う!!
        わしの名は悪の天才科学者Dr,エッグま様じゃ!」

イダテン 「ZZZZZzzzz−・・・・」

エッグマン 「聞いちゃいねー!!」

2人は笑ってみていた。

イダテンは大あくびをし、起きた。

エッグマン 「えーぃ、わしに恥をかかせた罰じゃ!!
        これでも喰らえ!!!」

エッグマンが赤くてデカイボタンを押すと、イダテンが拘束された。

イダテンは別に驚く様子も無く、自分を拘束している鉄に視線を送っていた。

エッグマン 「どーじゃ!!動けないじゃろ!!
        おまけに電流を通してやる!!!」

イダテンはボソッとつぶやいた。

イダテン 「こんなおもちゃで・・・・・・俺を拘束した・・・・・つもりか・・・・・?」

エッグマンが青いスイッチを押そうとした瞬間、イダテンは抜け出した。

イダテンはそのままエッグマンのはげ頭の上に乗った。

トル 「すごーい!」

バキ 「あれがイダテンさんかぁ~!!強そう!!!」

2人は感心していた。

エッグマン 「んぁぁ!?イダテンがおらん!!」

イダテン 「・・・・・・この卵めが・・・・・・・。
       そうだ・・・・・玉子焼きにしよ・・・う・・・」

2人 「賛成~!」

エッグマン 「え」

―長らく気長にお待ち下さい―


続く・・・?

このページについて
掲載号
週刊チャオ第279号
ページ番号
37 / 57
この作品について
タイトル
CHAO 戦闘記
作者
カオスソーサラ(メガライア)
初回掲載
週刊チャオ第271号
最終掲載
週刊チャオ第287号
連載期間
約3ヵ月23日