第1章 32、古の光速戦士、イダテンの優しき心2
アイン 「え・・・嘘・・・!」
鉢巻を外した途端、体に無数の傷が現れた。
切り傷、大火傷、縫った後・・・。そういう物が皮膚を埋め尽くす程だった。
イダテン 「お前はまだ親の愛情ってもんを知らない・・・。
13の時、耐えられず家出してるから俺も知らずに育ったからな・・・。そんな子供を俺は見るのが大嫌いだ・・・。
だから・・・」
アイン 「?」
イダテン 「俺がお前の親父になってやる・・・。
来るか・・・?俺の家・・・?」
イダテンは鉢巻をしめ、傷をまた隠した。
アインの眼から、涙が消えていた。
アイン 「うん!」
そして・・・・、笑った。
イダテン 「ちょっと待ってろ・・・・」
イダテンは保育士のCHAOの所に行き、アインを引き取る事の許可を貰った。
家に来たとき、最初アインは不安げな顔をしていた。
イダテンは買ってきたキノコを渡した、そして
イダテン 「食べなよ。遠慮なんていいからさ・・・・」
来てから一ヶ月―
アイン 「おじさん・・・」
イダテン 「なぁアイン。俺の事、親だと思って父さんとか、親父とか、そういう風で呼んでくれ・・・・。
もう俺はお前の父。アインは俺の子だからな・・・・」
新聞を見ながら言った。
アインは恥ずかしそうに言った。
アイン 「お・・・・。お父さん。お父さん!」
イダテン 「ハハハ・・・・。
これからはそう呼んでくれよな。アイン」
イダテンが滅多に浮かべた無い、満面の笑みを浮かべた。
アインはソニックチャオになり、音速を超えて走る事もできた。
父に勝ちたいからだ。
そして、アインは悲しい過去の事を忘れて、今までの人生を送ってきた。
イダテン 「・・・・・・まぁ・・・。げほっ。こんなもんだ・・・・」
3人は思った善い話しだ!と。
そして彼は実はとても優しい心の持ち主なのだと・・・・。
イダテン 「空が近い~・・・」
3人 「逝っちゃ駄目だ(です)!!」
テレビをさりげにカロンはつけた。
すると、
ニュース 「ただいま速報がはいりました。
S・S駅前で、リアラチャオとオニチャオがヤクザ500人相手に武器なしで倒してしまいました!
このヤクザ達は今まで犯罪を・・・」
3人 「えええええええええええええええぇぇぇぇぇぇ!!!!」
ニュース 「他にもカッコイイ日本狼がS・S内を暴走しています!」
3人 「辞めろおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
クロックは高らかに笑いながら言った。
クロック 「はっはっはっはっは・・・。
相変らずだな・・・」
相変わらずって・・・・。
イダテン 「・・・・・・馬鹿共を・・・・絞めてくる・・・・・。
一応・・・・。救急箱、用意しといてくれ・・・・」
イダテンはそう言うといつの間にか消えていた。
クロックは救急箱を用意していた。
ホタル 「絞めてくるって、イダテンさん・・・・」(汗
ヤクザ(人)が無様に倒れまくっているところ―
リアラー 「まだ暴れたりないな・・・・。なっ、ハォゥ!」
ハオウ 「ハオウだ!ファングの野郎は今頃どうなってんのか・・・な・・・・・・。
なああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!???」
2人がヤクザの上に座って話しているところに、イダテンが立っていた。
記者 「あ、あれは古の光速戦士、イダテンです!!
滅多に写せない事を我々は写す事ができました!」
記者が熱狂しているところ、イダテンは記者の頭の上に乗っていた。
イダテン 「あの・・・馬鹿共が勝手に暴れたりして・・・すいませんでした・・・。
今、殺・り・ま・す・の・で・・・・・・・少々お待ちください・・・・・。」
丁寧に謝罪した後、イダテンは光速で2人の元に行き・・・。
イダテン 「・・・・・・あの世への・・・・・往復切符を・・・・・プレゼント・・・・」
2人 「え」
―2秒お待ちください―
イダテン 「すいませんでした・・・・。ホント・・・・」
イダテンはボコボコにした2人を担いで、もう1度カメラに向かって謝罪した。(怖いって、マジ恐いって
記者 「さささささ、流石でっす!あと、何か皆に向かって一言お願いします」
最初、声裏返ってたな。汽車(違
イダテン 「犯罪とかなんかやると・・・。この2人みたいにします・・・・。
度胸のある奴は・・・・。俺に挑戦してください・・・・」
そう言い残すと、イダテンはファングの元へ走って行った。
続く