第1章 27、トレーニングで負傷者続出

オウガが立ち去った後、トレーニングを皆は始めた。

カオル 「おぃ、バキ。俺と手合わせしないか?」

バキ 「あ、お願いします!」

バキは軽く礼をした後、構える。

カオルは右手を後ろに引いた。

一瞬の沈黙が走ったと同時に、カオルは拳をバキに振った!

カオル 「ぬおああああぁぁぁぁぁぁぁ!」

バキは一回転してその場を回避、カオルの拳は床に突き刺さり、罅が入っていた。

罅はどんどん大きくなり、やがて亀裂になった。

バキ 「カオルさん、流石です!
    だけど・・・」

バキも右手を引く。

バキ 「俺の拳の方が強い!」

カオルの足元に、バキは拳を刺す。

ばきゃああああぁぁぁぁぁ・・・・・!!!

部屋全体が揺れた。

地面には亀裂が部屋いっぱいに広がった。

カオル 「前より強くなったな、
     じゃあ、準備運動も終わったし、やるか」

バキ 「はい!」

2人は殴り合いを始めた。

目に見えないほど速い。

ロブはキックボクシング。柱に向かって蹴りまくる。

トルもトレーニングを始めた。

どこからか持ってきた太っい柱を振っている。

あんな小っちぇえのに、あんな太い柱振り回してんの!おい!!

バンタン 「そこのミズチャオさん、僕の竹を斬れますか?」

バンタンは手を挙げた。

すると、地面から太くて丈夫そうな竹が生えてきた。

カイオウ 「簡単じゃん!」

カイオウは蹴りで竹を蹴ったが…。

竹は揺れただけで全く折れない。

ウォッチ 「その竹、炎でも燃えないぜ。
      確か俺は1000回蹴ってやっと罅が入ったっけ」

カイオウ 「マジ!?
      それより何で知ってんの!?」

ウォッチ 「俺の友達だ。
      そいつ10歳だぜ。カイオウより3つも年下」

バンタンは肉まんを食べながらアンドレアノフの闘っている。

アンドレアノフ 「おぃ、ボサッとしてねぇでトレーニングしろ、そこの黄緑色の馬鹿」

カイオウは焦って、竹を蹴りまくる。

てか、怖えーよ、アンドレアノフ恐えーよ。

ゴウキ 「ホッホッホッホッホ・・・。ウォッチ君、久しぶりだねぇ」

ウォッチ 「あ、ごぶさだしてます。手合わせ願えますか?」

ゴウキ 「あぁ、いいよ・・・」

そこにヤンキーが割り込んできた。

服には、喧嘩上等、夜露死苦、天下統一、などの漢字がびっしり書かれていた。

? 「おぃ、ジジィ。お前なんかここで殺ってやる。
   遊ぼうぜ」

ウォッチ 「おぃ、てめぇ!勝手に割り込んできて何言ってやがる!」

ウォッチが少しキレた。

そのヤンキーは白い鉢巻をしている、NRFだ。

?→チハル 「俺はチハル。本名、柴 千春(しば ちはる)。
       暴走族特攻隊長だ。度胸と根性なら負けねぇぜ。
       そこんとこ夜露死苦~。
       つーわけでジジィ!俺と勝負しやがれ!」

そのチハルの後ろに巨大な影。

アンドレアノフ 「てめぇのような野郎は・・・。
         失せろ」

チハル 「あんだよてめぇ!誰の許可でそんな事言ってやがる!
     上等だ、てめぇ、俺様と勝負しr・・・・」

どがああぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!!

部屋にまた轟音が鳴り響く。

ゴウキ 「アンドレアノフさん、やり過ぎですよ」

そこにチハルの姿は無く、天井にチハルは上半身埋まっていた。

アンドレアノフ 「腐った野郎は消す。これが俺のモットーだ」

てか恐えーよ、アンドレアノフマジで恐えーよ。恐いから当分出なくていい。じゃなくていいです。

バンタン 「あ、対戦相手だ。それより埋まってるCHAOはどうしますか?」

トル 「さっき落ちてきたよ。なんかCHAO達が来て連れてっちゃった」

対戦相手 一覧表

1、ゴウキVSカオル            2、バンタンVSロブ
3、カイオウVSブッチ          4、バキVSアンドレアノフ
5、ドッポVSトル            6、チハルVSマクレガー
7、ジャックVSセルジオ         8、マイクVSアルテミス
9、キンリュウザンVSリチャード     10、補欠 ユウ 

バキ 「おー!アンドレアノフさんとか!楽しみだな~w」

バキは頭から流血していた。(恐えーよ

カオル 「俺はゴウキとか・・・」

カオルは口から血、頭から血、眼からも血が出ていた。

カイオウ 「痛っっっってぇぇぇぇぇ!
      やっと割れたぜ!!500回目で!!!」

カイオウの右足はボンボンに腫れていた。

トル 「痛そ・・・。そーいえばなんで炭酸の抜けたコーラ飲んでるの?」

バキは炭酸の抜けたコーラ(1,5リットル)をがぶ飲みしている。

バキ 「ん?炭酸の抜けたコーラを試合前に飲むと体がよく動くんだよ。
    バナナもいいよ」

コーラを飲み終えたバキはバナナを食べ始めた。

トル 「そぅなんだ」

バキ 「はぃ、君も食べときな。なんたって相手はドッポさんだからな。手強いぞ」

トルはバナナを受け取り、食べ始めた。

皆 「殺し合いの始まりだ!」

続く

おまけ

病室でチハルは治療を受けていた。

チハル 「あ、あいふ・・・へんかしょうとうたへ。(あ、あいつ喧嘩上等だぜ。と、言っています)」  

このページについて
掲載号
週刊チャオ第278号
ページ番号
29 / 57
この作品について
タイトル
CHAO 戦闘記
作者
カオスソーサラ(メガライア)
初回掲載
週刊チャオ第271号
最終掲載
週刊チャオ第287号
連載期間
約3ヵ月23日