第1章 26、強物達

そこに3匹のCHAO達が入ってきた。

グラップラー 「おお、ドッポちゃん!
        ブッチとバンタンもよく来たな」

ドッポ 「おぉ、オウガ!
     俺はドッポ。本名は愚地・独歩。(オロチ・ドッポ)
     日本代表。今回は何人呼んだ?」

ドッポというCHAOは体系がグラップラーと同じくとてもいい。NPPで体には切り傷などがたくさん付いていた。

紺色のカンフー着と人民帽を被っているトルより少し大きな少年もいた。

片手には肉まんがたくさん入った紙袋持ち、もう片方の手には1つの肉まんを持ち、むしゃむしゃと食べている。

袖が無駄なほど長い。

バンタン 「僕バンタンだよ。本名、バンタン・レツダ。
      中国代表者。カンフーが得意。
      宜しく」

そしてもう1人。

両手、両足、耳、尻尾にブチハイエナのパーツがついている。体は灰色で、大きくGRAYと白描かれた黒い帽子を被っている。深く被っているため、帽子の中はどうなってるか謎。

ブッチ 「ハイエナをキャプチャしたブッチだ。
     本名、ブッチ・バーリテュード。オーストラリア代表。
     確かSみどりさんの小説にちぃとばか出てるぜ。
     夜露死苦」

そういえば首にはサバンナの模様のスカーフを巻いている。

さらに5人入ってきた。

ものすごいでかいDPP。大体ドッポと同じくらいだ。

カオル 「カオルだ。本名、花山 薫(はなやま かおる)。
     日本一の喧嘩ヤクザと言われている。
     夜露死苦」

顔面には×の傷、後ろの鏡には鬼の入墨が描かれている。

カイオウ (こいつら恐ぇよ!
      なんでこんなにでけぇの!?おぃ!)

カイオウやアインやエンエンはびびっていた。

続いて2匹目。NRPの背の高い釣り目のCHAO。

バナナをむしゃむしゃ食っている。

バキ 「おぅ、親父!俺はバキ。本名、範馬 刃牙(はんま ばき)。
    日本代表。ヨロシクな!」

ウォッチ (優しそうだな)

そして3匹目、釣り目のNRS。足のストレッチをしている。

同じNRSより足が長い。

ロブ 「俺はロブ。本名、ロブ・ロビンソン。
    キックボクシング統一世界へヴィ級王者。アメリカ代表。
    よろしく」

4匹目、DSFで、背中には軽く100キロはありそうな斧を持っている。釣り目で恐い。

アンドレアノフ 「俺の名はアンドレアノフ。本名、アンドレアノフ・ガーランド。
         ロシアが誇るアマチュア・レスラーといわれていて、
         力は大型トラック2000台分でも埋まらぬ、クレーターを2年で掘りあげた。
         ロシア代表。オウガ、グラップラーの推薦。
         よろしくな」

5匹目、NRFで、眼鏡をかけた落ち着きのある爺さん。

柔道着を着ていて、帯の色は紅。

ゴウキ 「私の名はゴウキ。本名、渋川 剛気(しぶかわ ごうき)。
     オウガからは古流柔術の奥義『合気』を使う、言わずとしれた達人。その実力は、実戦での使用は不可能と言われる技をも可能にする。とか言われてます。
     モンゴル代表。
     よろしく」

その後も9匹のCHAOが入ってきた。

そのCHAO達も体系も、眼差しも、普通の者とは違い、強者だ。

と、主張するような眼差しだった。

グラップラー 「大会出場者以外は観客席に行ってくれ。
        対戦相手は3分後に決める。
        あと、炭酸の抜けたコーラも用意してあるぞ。
        試合まで、あと2時間。
        手合わせで相手を殺らないようにな。
        特にまだ子供のトル、バンタン、カイオウ、ウォッチ、バキは無理したら駄目だぞ。
        じゃあな」

グラップラーが出て行こうとしたとき、

バキ 「待てよ、親父!」

バキがグラップラーを止めた。

グラップラーは動きを止めた。

バキ 「親父、今度こそ、今度こそ勝つからな!
    本名、範馬勇次郎(はんまゆうじろう)、地上最強の生物!」

グラップラー→オウガ 「あと、皆の前ではオウガと言ってくれ。
            そっちの方が親しみが沸く
            待っているぞ、我が息子、範馬 刃牙!」

扉の向こうに、オウガは消えた。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第278号
ページ番号
28 / 57
この作品について
タイトル
CHAO 戦闘記
作者
カオスソーサラ(メガライア)
初回掲載
週刊チャオ第271号
最終掲載
週刊チャオ第287号
連載期間
約3ヵ月23日