第1章 21、超能力者
その修業場はオモチャオが相手だった。
1体倒すと0,1倍強くなり、100体倒すと扉が開く。
計1000体を倒すと、最後の扉が開く。
最後の扉の向こうには、ギガスという凶悪な巨人がいた。
それを倒し、チャロは天照・ビーム七枝刀を、
ロンは虐殺の翼と虐殺の眼を手に入れた後、ICPに入った。
そして前のボスが寿命で亡くなったので、ロンが新しいボスとなった。
そして現在に至る。
・・・・・
アイン 「チャロさんとロンさんって王の子だったのですか!」
チャロ&ロン 「そうだ」
皆は驚きを隠せない。
そりゃそうだ。
その時、扉をノックする音が聞こえた。
ホタル 「誰?」
? 「僕だよー、おねぇちゃーん」
シュウ 「は!?」
その声はまだまだ幼い子供の声だった。
ホタルはドアを開け、そのCHAOを入れた。
?→パペットマスター 「こんにちは、僕、パペットマスターです」
え、名前が7文字以上だって?気にスンナ。(殴、蹴、アッパー
その少年はカー○ィのビームの帽子を被っていた。
帽子は右は蒼く、左は紅い、帽子の中から、蒼と紅の髪の毛のようなものが所々出ていた。
眼は右目は紅、左目は蒼だ。
首にはフリルもついていた。
フリルの先には丸い赤と蒼の弾が交互についていた。
それはまるでピエロの子供のようだ。
体も右は蒼、左は紅だった。
アイン 「君いくつ?」
パペットマスター 「2歳ダヨ」
カイオウ 「まだ赤ちゃんじゃん!」
2歳であれだけ喋れるのは、ある意味すごい。
チャロも思った。
ロン 「パペットマスターは超能力が使える。
テレパシーは特にすごい、世界中、どこでも繋がるし、生き物も操れるテレパシーノックアウトもできる。
他には・・・」
チャロ 「ロン、説明している所悪いのだが・・・」
皆 「?」
チャロ 「さっきからこの子が、僕の頭の上から降りようとしないのだが・・・」
いつの間にかパペットマスターはチャロの頭の上ではしゃいでいた。
サバイバルナイフのジャグリングをして・・・。
ウォッチ 「うぉー、すげーーー!」
チェス 「しかも10本くらいやってるぞ~」
ほめられて、調子に乗ったパペットマスターはどこからかチェーンソーを5機出した。
そして、ジャグリングを始めた。
チャロ 「僕の上で何をやってるんだ・・・」
チェーンソーは勿論動いている。
ホタル 「トル、やめなさい」
ホタルが言うと、ジャグリングを止めた。
リュウケイ 「トル?パペットマスターじゃないのか?」
パペットマスターはチャロの頭から降りる気配はない。
ロン 「パペットマスターはアルティメットと同じくB・Rに狙われている。
使える能力は念力、浮遊、以心伝心。
トルというのは本名だ。パペットマスターはコードネーム」
チャロは不機嫌そうである。
ホタル 「トルは知識・理解が整ってないからまだICPには入ってないの。援護みたいなものね。
トルって呼んであげてね。任務中はコードネームのパペットマスターで」
パペットマスター→トル 「トルって呼んでねw」
カイオウ 「戦闘能力は高いのか?運動神経や瞬発力、動体視力とかは良さそうだけど」
トルは頷くと、30本程の長い針(25センチ)を取り出した。
右手に持って、手を上にあげた瞬間。
すこここここここここここここここここここここここここここここっっっ
カイオウを模った針が壁に刺さっていた。(怖
エンエン 「上出来だね。カイオウの形だ」
トル 「えへへ^−^」
トルはチャロの頭からは全然降りない。
チャロ 「トル、そろそろ降りてくれ」(怒
チャロが怒り始めていた。
ロン 「トル、早速B・Rの本部の場所を探してくれ」
トルはやっとチャロの頭から降りた。
目を閉じ、気を集中させる…。
10秒後―
トル 「分かったヨ。本部は・・・今、M・Rのテイルスの工房にいるヨ。
本部の形は…白くて眩しく輝いている円盤。
ホワイトピースっていう名前で、中は銀色で、迷路みたいにややこしいヨ。
S・Sに向かってるみたいダヨ」
トルは詳しい情報を次々と言っていった。
ホタル 「あ、トル。そろそろ幼稚園の時間じゃない?」
トルは情報を伝え終わると、1人で出て行った。
トル 「お姉ちゃん、皆、またねw」
笑顔でトルは本部を出て行った。
これが長い闘いの始まりだと言うことを誰が想像しただろうか・・・。
続く