第1章 5、ホタル
ホタルサイド
シュウ 「ボソッ (ちょっと小太りだね)」
リュウケイ 「ボソッ (ホントだな)」
ウォッチ 「あ」
どぎゃああああぁぁぁぁぁあっぁぁぁぁぁぁぁ!
いきなり2匹がぶっ飛んだ。
2匹が立っていた所にはホタルが立っていた。
ホタル 「私は太ってない!!!」
ウォッチ 「早!じゃぁ、行くぜ!スウジミサイル!!!」
ウォッチはどこからかミサイルを出した。
ウォッチ 「スウジミサイルゥゥゥゥ、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ!発射ああぁぁぁぁぁ!!!」
ミサイルがホタルに向けて放たれた。
全てがホタルに命中した!
しかし、ホタルはノーダメージだった。
ホタル 「貴方、まだまだね!」
ホタルはミサイルを全て握りつぶしていた(恐
シュウ 「まだ僕達がいるよ!」
リュウケイ 「ウォッチィィィィ、援護射撃しろぉ!」
シュウは自分の武器である「雷神の鉞」をホタルに向けて振り下ろした。
リュウケイ 「爆炎!レベル3!」
リュウケイは得意技「爆炎」を吹いた。
ホタル 「光舞(こうぶ)!」
ホタルは分身し、小さな光りに変わった。
それはホタルのあの光、そのものだった。
3匹は少しの間、その美しさに見とれていた。
ホタル 「光攻(こうこう)!」
ホタルの光が赤くなり、輝きを増した。
ブワン!
ウォッチ 「ニードルソード!」
ウォッチは短剣と長剣を出した。
リュウケイ 「とにかくこのホタルを全て消せばいいのか!」
ホタル 「やっと気づいたようね、けど・・・光守(こうしゅ)!」
光が青白くなった。
シュウ 「ん、ちょっとタンマ!」
ホタル 「え?」
リュウケイ 「どうしたんだ?」
シュウはレーダーをいじくっている。
シュウ 「あれ、アインがアメリカに行ってる」
ウォッチ 「あいつ、そこまで逃げるっけ?」
リュウケイとシュウは首を振った。
ホタルは元の形に戻っていた。
ホタルもレーダーをいじる。
ホタル 「あれ?ここって・・・。米軍基地じゃないの!」
ウォッチ 「えぇ!?」
ホタルはかばんから何かを取り出した。
シュウ 「なにそれ?」
ホタル 「ICP6つめのアイテム、妖之家鈴(あやかしのやすず)よ」
みるからに普通の鈴だが、これはICPの6つ目のアイテムである。
ボン!
ホタルが鈴を投げると白い煙が立った。
煙が晴れて出てきたのは・・・
妖怪だった。
煙煙羅(えんえんら) 「おぅ、ホタルじゃねぇか」
妖之家鈴。内部は異空間と繋がっており、妖怪のみ住む事が出来る不思議な鈴。主に人やCHAOが持ち運こぶ時に使われる。
異空間は1LDKくらいの広さ。
3匹 「よーーーーかいだーーーーーーーーー!」
ホタル 「煙煙羅、
立ち上る煙が意思を持ち、獣の姿を成す幽霊のような妖怪。見かけよりも高速に空中を移動できるの。
エンちゃんは犬に似たみたいよ。
それに煙煙羅はレーダーに映らないから忍び込むときには最適よ☆」
この煙煙羅はねずみ色で顔はビーグル犬のようである。(目つき悪い)
3メートルはある。無駄にでかい。
シュウ 「え、忍び込むって?」
煙煙羅 「なあに言ってんだこのガキがぁ。
なぜそのアインっていうガキが米軍基地にいると思う?
あと、エンちゃん言うな」
この言葉にシュウはむかついたが抑えた。
ウォッチ 「そういえばおかしいよな。アインって目がいいから犬がどっか行ったら戻ってくるかんな」
アインは視力が7,3です。
煙煙羅 「そぉだ。
アインの親父からアインが生まれた時から米軍に兵器にされるかもしれねぇって聞いてたんだ。
あいつ、特異体質だかんな。
前基地に忍び込んで資料を取ってきたらこんなもんが描かれていたぜぇい」
ホタルが10枚ほど、資料を渡した。
リュウケイ 「な・・・!」
シュウ 「これは!」
その資料にはアインをどのような兵器にするかが細かく書かれていた。
内容の一部 ↓
4歳の時、アインは研究グループAによって過去名も無き最強の殺人鬼の「鬼の心」を埋め込む。
鬼の心は歯向かう者は仲間だろうと全てを抹殺してしまう程の恐ろしい者だ。
尚、鬼の心は今もアインの心の奥底に眠っている。
中略
アインが14歳になった時、体は進化しているはず。
20XX年、アインを兵器にするため連れ去らい、米軍基地地下30階 別名秘密の地下室でアインを世界の最終兵器にする。
dy 司令官
煙煙羅 「さっさと助けにいかねぇと、失敗しやがったらアインは確実に死ぬだろう。
乗れ!
ガキ共!!!」
シュウ 「ガキゆうな!この雲犬!」
シュウは怒りながらも煙煙羅に乗った。
続く