第1章 2、初指令

チェスが基地の場所を案内してくれた。

そこは、カジノの細い路地にあった。

チェス 「ICP、入部希望者です!」

??? 「いいよ、入ってきて」

一見、ラーメン屋のような造りをした、店だった。

看板にはこう書かれていた。

「超 自然派ラーメンの店 琴紺(きんこん)」なんというネーミングセンスしてんだか。

皆 「ラーメン屋じゃん!」

チェス 「そうだよ。此処が基地なんだ~」

チェスは中に入って行った。

皆もつられて中に入る。

アルティメット 「いらっしゃい。君達に来ているミッションはコレだよ」

中もやっぱりラーメン屋だった。

しかし、中は少し暗い。

そこに、1匹のCHAOが座っていた。

普通とは異なるダークカオスだ。

アルティメットはチェスに白い紙を渡した。

エンエン 「あれ?壁になんかイロイロな紙が張ってある」

壁には、白、赤、青の紙が壁一面に張られていた。

アルティメット 「インターナショナルチャオポリス、略してICPの指令は3種類あってね。
         それぞれ色分けされてるんだよ。
         ホワイトは軽事件。
         ブルーは人間やCHAOに関わる事件。
         レッドは国レベルの一大事」

カイオウは上の方にある指令所を見ていた。

カイオウ 「黒いのがあるぞ」

アルティメット 「・・・・・・・・・黒は・・・。
         重要度関係なく99%失敗するであろう指令。
         (まぁ、無理だろう。けど、やれるモンならやってみな)って感じの事件。
         過去、ICPが出したブラックミッションは計20回。
         しかし、成功したのは1回だけ・・・。
         それ程重い指令という事」

少し沈黙が続いた・・・。

カイオウ 「そんな事より今は指令だ!チェスなんて書いてある?」

チェスは指令書を読んだ。

チェス 「ブラックミッションを成功した者、Tチームのチャロに会え。
     Tチームに入部するのだ。
     尚、チャロは戦い、強い者でなければ受け入れはしないだろう。
     何としてでもTチームに入れ。
     by ボス」

チェス達が店を出ようとした時、

アルティメット 「待って。チャロさんならよくS・Sの裏路地にいるよ。         
         あと、この指令書渡しといて」

アルティメットはダンボールをリュウケイに渡した。

リュウケイ 「中見ていい?」

アルティメットは頷いた。

中を見ると、青と赤の指令書が箱いっぱいに入っていた。

赤の指令書が多いようだ。

皆 (そうとう信頼されてるみたいだなぁ・・・)

アルティメット 「あと、君達にはこれとコレをプレゼント!」

アルティメットは水色のペンダントと、腕時計状のレーダーを渡した。

アルティメット 「ペンダントは絶対つけててね。ICP部隊の証だから。
         そのレーダーはレーダーを着けている者同士の場所が分かるし、会話もできる。
         まだ2つだけだけど、あと5つのアイテムがもてるよう頑張ってねw
         7つのアイテムが揃ったら、ICPの特別捜査官になってるから」

皆は早速アイテムを身に着けた。

そして店を出て行った。

続く  

このページについて
掲載号
週刊チャオ第271号
ページ番号
3 / 57
この作品について
タイトル
CHAO 戦闘記
作者
カオスソーサラ(メガライア)
初回掲載
週刊チャオ第271号
最終掲載
週刊チャオ第287号
連載期間
約3ヵ月23日