第18話「大脱出」





第18話「大脱出」





チャチャは一匹で研究員探し回っていた。
50キロほどの速さで走っていたので警備メカ、警備員は追いつくことはできなかった。
赤ちゃんチャオも必死でへばりついていたにもかかわらず走り続けていた。
チャチャは通った研究室などは全て破壊していった。
しかしある研究室に差し掛かったとき1匹のチャオが居た。
すぐに銃を構えたがそのチャオは居なかった。

(今のはいったい・・・)

そう考えてすぐにまた走り出した。
通路に出て走り出すとまたそのチャオの姿が見えた。
今度は逃がさぬように全速力で走った。
だがそのチャオが通路を曲がってそこに行くと姿は見えなかった。
チャチャはそのチャオについていくように走っていった。
最後にたどり着いたのはちゃたろう達のいる場所だった。

「あ!チャチャさん」

ちゃたろうはチャチャの所へやってきた。
その直後に警備ロボがやってきた。その数は50を超えていた。
チャチャは迷うことなく一体を破壊した。

「行くぞ!!振り落とされるな!!」

そう言うとチャチャはちゃたろうとガルドの腕を掴んだ。
ちゃたろうはフォーミュラの手を、ガルドはボスクの手を掴んだ。
次の瞬間チャチャは跳んだ。一瞬の出来事だった。
岩に片足を乗せて再度大きく跳んだ。
上の足場に着くと警備ロボの頭を踏み台にして次々に警備ロボを踏み、跳んだ。
飛んでいる途中でも正確に警備ロボを銃で破壊していく。
最後に警備ロボの爆発の勢いで高く跳んだ。

「す・・凄い・・・・」

ちゃたろうがそう言うとチャチャは戦艦に着地してダッシュした。
そして戦艦の端に来ると大きくジャンプした。
次の戦艦に来るともう一度高く跳んだ。
今度は煙を吹いている戦艦に着地して走り出した。
その戦艦の先端に来ると止まった。
地面が近づいてくると跳んで地面に着地した。
地面に着地してすぐに走り出した。
戦艦が遠くなっていき見えなくなった頃に大きな爆発が起きた。
チャチャはその爆発に巻き込まれそうになりながらも走り続けた。
爆発が収まった頃にチャチャはやっと止まった。

「なんとか助かったな」

チャチャはそう言うと離れた丘に座った。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第253号
ページ番号
19 / 20
この作品について
タイトル
チャオ戦争
作者
ちゃくろう(パイレーツ)
初回掲載
週刊チャオ第211号
最終掲載
週刊チャオ第255号
連載期間
約10ヵ月5日