第15話「火山の戦い」
第15話「火山の戦い」
ダークオアシス達は火山を制御するためのコンピューターをコピーしてからチャチャと合流するため火山内部をさまよっていた。
途中何度もダークチャオ、ヒーローチャオに襲われたが奇跡的に傷はほとんど無かった。だがチャチャとはなかなか合流できずにいた。
「本当にチャチャは居るのか?」
「当たり前だ馬鹿者」
ドクガスがそういったがダークオアシスはすぐに答えて走って行ってしまった。ドクガスはあわてながらすぐに追いかけて行った。
その近くではレイスがガウスと戦っていた。2匹ともだいぶ傷を負っていたが気にも留めず戦っていた。そしてレイスが剣を空振った瞬間ガウスに斬られてしまった。レイスは地面に倒れる前にもう一度剣で斬られた。レイスが地面に倒れるとガウスが剣を振り上げた。
「終わりだ・・・」
そう言うとガウスは剣を振った。
だがそれは何者かによって阻止された。
そこにいたのはダークオアシスだった。ガウスはそれに気付いたがすぐに蹴り飛ばされた。ダークオアシスはレイスを見た。レイスはダークオアシスを睨んでいたがすぐにやめた。
「何者だお前は・・・」
レイスがそう聞いた。ダークオアシスが答えようとしたらガウスが斬りかかってきた。だがダークオアシスはそれをぎりぎりの所で避けた。そして後ろに下がった。だがガウスはもう一度斬りかかってきた。今度は避けずに剣で受け止めた。しかし勢いに負けて少し後ろに飛ばされた。
「ぐあっ・・・」
それを見ていたレイスは剣を手に取りガウスを斬った。ガウスは斬られてすぐに斬り返した。レイスは少しよろめいたがもう一度斬ろうとした。だがその前にガウスに三連続で斬られた。そして最後に突きをくらって倒れた。その直後ダークオアシスが起き上がった。
「ぐ・・・貴様・・容赦はせんぞ・・・」
「最初からそのつもりだが?」
その会話の後同時に斬りかかった。ダークオアシスが少し押していた。その勢いでガウスは後ろに飛ばされた。だがすぐに態勢を整えて突進してきた。ダークオアシスは軽く避けてもう一度斬ろうとした。ガウスはそれにすぐ反応して受け止めた。
ダークオアシスは何かをつぶやきながら剣を振った。ガウスはその攻撃を避けた。だが避けたはずの攻撃がガウスに直撃した。
ガウスはその場に倒れた。
「ど・・・どうやって攻撃を・・・」
「衝撃波だ。俺の最も得意な攻撃だ」
そう言うとダークオアシスはレイスのもとに行った。レイスは少しだけ意識があった。だが動く力は残っていないようだ。
「貴様。チャチャというソニックチャオを知らないか?貴様もヒーローチャオなら知っているはずだ」
ダークオアシスは聞いた。レイスは力の無い声で答えた。
「お前がチャチャの仲間か・・・あいつなら先に行った。多分研究室に行った」
ダークオアシスはそれを聞くとその場を去ろうとした。するとドクガスがダークオアシスがいないのに気付いてやってきた。
ドクガスは倒れているガウスを見て迂回してダークオアシスの場所に来た。ドクガスはあのガウスはいったい何なのかとダークオアシスに聞いた。ダークオアシスはこたえる気はないらしく何も答えなかった。そしてドクガスは早く行くぞとダークオアシスに言ったがダークオアシスは疲れているようでその場からは動く気はないらしい。ダークオアシスはレイスの方を見てその場に座った。
続く