題14話「メインコンピューター」

岩に埋もれた5匹のチャオ。彼らはいったいどうなる!



題14話「メインコンピューター」



―火山上空にて
「撃て撃て!!総攻撃を仕掛けろ!!」
「イエッサー!」

ダークの主力戦艦の空母が何機も火山に向けて大砲を撃っている。火山からは最新の機械からレーザーが発射されている。

「艦長!!この戦艦はもう駄目です!非難してください!」
「黙れぇい!わしはこの戦艦と命を共にするのだ!貴様らもグズグズしとらんで弾を撃て!!」
「り・・了解!」

そして船員は走り去っていった。

―火山内部
「ぐっ・・・」
「大丈夫かドクガス!」

2匹はヒーローチャオから必死で逃げていた。

「まてぇ!!ひゃはははははは!!」
「くそっ。死ねぇ!!」

ダークオアシスは剣をヒーローチャオに突き刺した。

「ひゃははっ?ぎゃああああああああああ!!」

ヒーローチャオは地面に倒れたまま動かなくなった。そして2匹はその場を後にした。

―火山深部

ガラ・・・

岩が1つ動いた。続いていくつもの岩が転がったいった。

「ぶはぁ!!」

中からはフォーミュラが出てきた。続いて他の者達も岩の中から出てきた。

「た・・助かった・・・」

ガルドがそう言うとボスクが異変に気付いた。

「あれ?チャチャさんが居ないぞ?」
「ええっ!?」

全員が声をそろえて言った。

「いったいどこに行ったんだろう・・・」
「さがしますか?」

2匹がそう言ってまもなく銃声が聞こえた。

「あの音は!」

そして銃声のなった方へ走っていった。そこには銃をもって倒れているチャチャがいた。

「チャチャさん!」
「研究員を・・・追え」

そう言うとチャチャは立ち上がってその場を去った。それを見ていたちゃたろうは言った。

「みんな。チャチャさんの言っていた研究員を探しましょう」

そう言うとちゃたろうは歩いていってしまった。

「あ、まってくれよ」

そして全員がその場を去っていった。

―火山深部
「なあオアシス。ほんとにここでいいのか?」
「そのはずだが・・・」

ドクガスとダークオアシスは火山深部まで来ていた。

「おそらくここら辺がコントロールルームのはずだ」
「なるほどね」

そしてそのまま歩いていくと研究員の声が聞こえた。ダークオアシスはドクガスに合図を送って様子をうかがっていた。そこは遠かったので何を話しているかは聞こえなかった。すると研究員の1匹が何かのデータをメインコンピューターのなかに入れていた。どうやら火山を制御するのに使うデータらしい。ダークオアシスとドクガスは研究員に見つからないようにして研究員が去っていくのを待っていた。

「どうやら行ったらしいな」
「ああ」

そしてダークオアシスは腕につけていた機械でコンピューターの中に入っている火山を制御するための装置を盗み出した。正確にはコピーしていた。

「この装置を使えば・・・」

ダークオアシスはそう言いかけたところで警報装置がなった。それを聞いたヒーローチャオが集まってくる前にダークオアシスとドクガスはそこから逃げて行った。

続く・・・

このページについて
掲載号
週刊チャオ第247号
ページ番号
15 / 20
この作品について
タイトル
チャオ戦争
作者
ちゃくろう(パイレーツ)
初回掲載
週刊チャオ第211号
最終掲載
週刊チャオ第255号
連載期間
約10ヵ月5日