題10話「火山へ突入」

題10話「火山へ突入」




「しかしさっきの声は何だったんだろうか・・・」

チャチャはつぶやいた。レイスにもそれが聞こえたらしく、

「あまり気にしないほうがいい」

といった。チャチャは捨てチャオの2匹をつれて歩いていた。途中で不思議な模様を発見したがすぐまた歩き出した。

一方ダークオアシスは・・・・・

「どうやら実験は順調に進んでいるようだな」

なにものかが研究員に話しかけた。

「全ては順調に進んでおります」
「それならいいが・・・。こいつの仲間には気付かれていないだろうな」

そいつはカプセルの方を見た。なんとその中にはダークオアシスが入っていた。

「そのことに関しては大丈夫です」
「よし。そのまま研究を続けるのだ・・・」

そしてナゾの声の主はその部屋から出て行った。

そしてまたチャチャ達の方は・・・(誤変換で方が砲に・・・)

「うーん・・・どこまで行けばいいのだろう・・・」

チャチャが文句を言った。歩き方も疲れている感じだった。

「文句を言うな。これほど広いのにも一応訳がある」

レイスが前を見て歩きながら言った。

「訳ってなに?」
「よくこの中にはダークチャオが進入してきたんだ。そのためこのように広く作り直されたんだ」
「なるほどねえ・・・」

その後また黙って歩き出した。

シンニュウシャハッケン!!シンニュウシャハッケン!!

「!!」
「逃げろ!!」

チャチャとレイスは走り出した。チャチャは子チャオ達を抱えていたので走り辛そうだった。

そのころ研究室ではダークオアシスがカプセルの中で目を開いた。恐ろしく冷たい目を・・・。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第242号
ページ番号
11 / 20
この作品について
タイトル
チャオ戦争
作者
ちゃくろう(パイレーツ)
初回掲載
週刊チャオ第211号
最終掲載
週刊チャオ第255号
連載期間
約10ヵ月5日