闇の中の恐怖
「アクス・・・。すまない」
チャチャはそういうとその場を離れました。そして外をのぞくと
「誰もいないぞ?いったいどういうことだ?」
するとダークオアシスがかけ寄って来てチャチャに言った。
「おかしいぞチャチャ。ドクガスがいなくなった」
「なにっ!!」
チャチャは言うと辺りを探し始めた。しかしみつからない
ドクガス・・・ 無事でいてくれ!
チャチャは心のなかで叫んだ。すると上からなにかが降ってきた。
その姿は・・・
白衣を着たチャオ?
チャチャは心のなかでつぶやいた。そしてチャチャは自分の目を疑った。
「ドクガス?」
チャチャはそう言うとドクガスらしき者の方へ走っていった。
「ドクガス!!」
そこには正真証明のドクガスが立っていた。
「ドクガス!!無事だったのか!」
チャチャは大声でしゃべりながらドクガスへかけよって行った。
「ああ。俺はドクガスだ」
チャチャはすこし辛そうなドクガスに暗い顔で事実を伝えた。
「アクスが死んだ」
「何っ!!」
ドクガスはアクスが死んだことにショックを受けた。そして謎のチャオが言った。
「そろそろ自己紹介させてください。僕の名前はちゃくろう。作者と同じ名前だよ」
ちゃくろうはチャチャ達に向かって歩いていた。そして事情を説明した。
「僕はドクガスさんが倒れているのを見て薬を使ったんだ。僕の調合した特別のね」
チャチャはすこし驚いていた様子だった。しかしすぐにちゃくろうにお礼を言った。
「ありがとよ。助かったぜ」
そしてちゃくろうが言った。
「お願いがあるんだ。僕を旅に連れてってくれ。ここにもう居る事はできないんだ」
話が終わると同時に天井が落ちてきた。
「わあああああぁぁぁぁ・・・・」
ちゃくろうは目の前が真っ暗になっていった。最後に見たものは自分の血まみれの手だけだった。
「・・・・・・ここは?」
ちゃくろうは目が覚めた。周りにはチャチャ達がいた。
「起きたか・・・・・・」
ダークオアシスがそっと言った。
「早くここから出るぞ。このままでは酸欠で死ぬことになる」
それを聞いたちゃくろうは壁の前に立った。
「何をする気だ!」
ダークオアシスは怒鳴りつけた。ちゃくろうはそれを無視して壁を殴りつけた。
ものすごい音とともに壁に穴があいた。
なんという力だ!
ダークオアシスはこころのなかで叫んだ。そして外に出るとそこにはチャチャ達がいた。
「ダークオアシス!!ちゃくろう!!大丈夫か!!」
チャチャが走ってきた。
「大丈夫ですよ」
ちゃくろうは笑いながら近づいて来た。そしてチャチャ達は森の最深部に向かっていった。
そして時間が流れていった・・・。
「ここが最深部か・・・」
チャチャがしゃべった。そこは真っ暗でほとんど何も見えない。闇の森は夜になるとこんなものではすまないのであった。
「いまは昼だ。今のうちに奴・・・ガンマを殺す!!」
チャチャは大声でみんなに伝えた。そして謎の巨木に入っていった。
中は階段が1つだけあった。チャチャ達はそれを上って。塔の最先端まで来た。
「ここが塔の最先端か。真っ暗で何も見えないな」
するといきなりチャチャが真横に吹っ飛んだ。ここは外に出てはいるが壁が高いので落ちることはなかった。そして空は曇り始めた。
「大丈夫か・・・・・・・」
そういいかけたらドクガスは何かに刺された。
「ぐあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ドクガスはその後闇の中に放り出された。やがて雨が降ってきて雷もなり始めた・・・。
「チャチャさん!!ドクガスさん!!」
ちゃくろうは叫んだが返事はなかった。それと同時にダークオアシスが何かに切りつけられた。
「うああああぁぁぁぁ・・・・」
ダークオアシスは血を流しながら倒れた。チャチャはそのときすでに立ち上がっていた。拳銃を手にして。ちゃくろうは小刀を手に持ち必死に見えない何かと戦っていた。ちゃくろうは切りつけられる前に反応して小刀で防いでいる。そしてチャチャが拳銃を構えたそのときに・・・
ザクッ・・・・
何かが刺された音がした。その直後にちゃくろうが地面に倒れた。
「ちゃくろう!!!」
チャチャが叫んだが反応はなかった。止まない雨にちゃくろうの血は流れていく・・・・
続くのさ