第二章 六話 「闘技場」

「一回戦!始め!」

勢いよくカーンと言う音が響き渡る。審判は、もちろんこの方、オモチ
ャオだ!。パワードと言うチャオは、少し、ずっしりとした感じのする
オニチャオで、ものすごい気迫を漂わせている。闘技場は足場はしっか
りしていて、石で作られている。辺りは、すごい観客だった。けれど、
こういうのにレクスは慣れているようで、そう緊張はしなかった。

と、まずパワードが口を開いた。

「俺と会ったのが最後だぼうず、怪我をしたくなかったら、さっさと棄
権するんだな。」

明らかに、けんかを売るような態度だ。レクスはそれを軽く聞き流し、
早く始めよう、と、剣を構える。

「いい度胸だな。」

と、まず先手を取ったのは、パワードだ。思いきり腕を振り回し、レク
スに無謀に突っ込んでくる。

「これでも喰らえ!」

パワードは、思いきりアッパーを繰り出した。だが、その攻撃は、レク
スには当たらなかった。レクスはいつの間にか、パワードの背後に回り
込んでいた。

「小僧!いつのまに!」

パワードは、驚きを隠せない様子だ。

「そんな遅い攻撃をするからだよ。おっさん」

レクスは、気の抜けたように言い返した。

と、そこに、大きな腕が、すごい速さでこっちに向かってきた。と、思
うと、レクスは、その腕に座っている。そして、剣をパワードののど元
に突きつけていた。

「まいった・・・降参だ」

パワードは冷や汗をかいている。そして、一斉に歓声が上がった。

そこへ、審判が、

「第一回戦、レクス選手の勝利!」

そしてまた、歓声が沸き上がった・・・


レクスとパワードは、控え室へと戻っていった。

「すごかったチャオよ。いつのまにあんなに速くなってたチャオ?それ
に一回も攻撃しづに勝なんてすごいチャオ!」

と、まず最初に出迎えてくれたのはトビワンだ。

「つい昨日ね。修行の成果かな。おっと、そろそろ次の試合が始まるみ
たいだ」

「二回戦は一体どんなチャオが出るんだ?次のレクスの相手だから、見
て置いた方がいいんじゃないか?」

ズークがそう言うと、レクスはうなずいた。そして、観客席へと向かっ
ていった。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第146号
ページ番号
58 / 73
この作品について
タイトル
CHAO  OF  STORY
作者
ポトッチ(ぽと)
初回掲載
週刊チャオ第131号
最終掲載
週刊チャオ第152号
連載期間
約5ヵ月11日