第一章 二八話 「召喚士探し」

―ようやく―

重い、とても重い扉が、低い音を立て、開いた

その中からは、いろいろな属性の混ざったCAOSが暖かい空気と共
に、飛び出してきた。
その扉の奥には、機械という機械が無く、試験管やビーカーなどが、た
くさん並んでいるつくえや、あまり座り心地の良さそうにないイスなど
がおいてあって、試験管の並んだつくえの前には、白衣を身につけた
H・Sチャオがいた。そのチャオは、扉の音におどろいたのか、こちら
を目を丸くしてみている

「あなたは、召喚士・・・だよね」

ウキワンが、落ち着いて話しかけた、けれど、どこか興奮している様に
も思える

「そうですけど、あなた方は」

そのH・Sチャオはレクス達に訪ねた。おどろいているようだ

「僕たちは・・・

レクスはここに来た目的を語り出した・・・

レクス達の後ろでは、木の実のなる木の上で鳥がしきりに鳴いている。

何かが近づいているのだろうか・・・

このページについて
掲載号
週刊チャオ第142号
ページ番号
43 / 73
この作品について
タイトル
CHAO  OF  STORY
作者
ポトッチ(ぽと)
初回掲載
週刊チャオ第131号
最終掲載
週刊チャオ第152号
連載期間
約5ヵ月11日