第一章 二三話 「召喚士探し」
カタッ カタッ
細い、暗い廊下に足音が響く。
「まさかあんな技にやられるとわな~」
歩いていたのはD・Fチャオ、このD・Fチャオは、ため息をついて独
り言を言った。
「やられたのか・・・」
向こう側から、暗闇から、黒い影が現れた。
やがて、その影から、D・Sチャオが現れた
「力を抑えてたんだ。しょうがないだろアクア」
アクアと呼ばれたD・Sチャオは、すかさずこう答えた
「力を抑えていても、術の持たない奴らに負けるはずがないだろ。バー
ド」
「一人(匹)術を持つやつがいたよ。かなり強大な威力の術を使ったけ
ど・・・」
バードと呼ばれたD・Fチャオは腕のやけどを手で押さえた。
「何だと?情報ではそんな奴はいなかったが・・・」
「それがいたんだよ。術を使う奴が・・・