第一章 十七話 「召喚士探し」
「なら、素手で攻撃すれば!」
パワンがそう言って腕を回しながら、D・Fチャオに向かって走って行
き、D・Fチャオに向かってハンマーのような腕で、パンチを繰りだ
し、敵を空中に上げた。
「まだまだー!」
パワンは、高く跳び上がり、空中のD・Fチャオを蹴り上げた
「とどめだ!」
そう言うと、パワンは、思いきり、D・Fチャオに向かって、かかと落
としをした。D・Fチャオは、地面に叩きつけられた。
だが、D・Fチャオは、砂ぼこりの中、起きあがっていた。
「今のはちょっと、痛かったよ。」
D・Fチャオは、全くダメージを受けてないようだった。
「くそっ、なんで・・・何でダメージを・・・」
パワンは悔しそうに言った
「奴は確かにダメージを受けた、だが奴は治療のスペシャリストだ。ダ
メージを受けてないのではなく・・・回復したんだ・・・」
チャドウは、いつものように冷静に言った
「あ、あんな短時間で!?」
ウキワンは、とてもおどろいているようだった
レクス達の背後の夕日は、もう少しで落ちそうだ・・・