～相棒～

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　俺はチャオとずっと過ごしてきた




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何回も転生して、俺についてきた相棒だ




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　俺はいい事もすれば悪い事もするような、コロコロ変わるような性格だった




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そのせいか相棒はヒーローにもなったし、ダークにもなった




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヒーローの時は、俺に対していつも優しくしてくれた

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まるで、彼女でもできたかのように




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ダークの時は、俺に対して喧嘩をしてくる事が多々あった

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いつも自分の勝ちで相棒は泣いてしまうのだが
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　慰めてやれば喜んで近づいてくる奴だった

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まるで、友人でもできたかのように




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　自分の友も彼女もチャオだけであるという、悲しい人生を送っているのが俺だった




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だけど、いつもあいつはそんなことを忘れさせるかのように近寄ってきてくれた




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　こんな俺についてきてくれた




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから、俺は相棒と共に死ぬまで一緒についていくつもりだ




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そうだろ？




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　俺の最高の相棒さんよ






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　チャオは幸せを求める


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　私達はチャオに幸せを与える


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だが本当に幸せになれたのは私達


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　私達が幸せでないと、チャオもまた幸せではない


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　チャオが死に逝く時は悲しくて死んで


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それを知った私達も悲しいのだから