四日目
チャスキー「あんた誰だ?」
ソウル「俺はソウルだ!このウインドチェンジという魔法の曲が無いと船が進めないぞ!」
レイル「あ、そうだった」
チャイル「ごめんw」
チェック「そういえばそんなのあったな」
ソウル「この音楽だ。」
チャスキー「…」
白鳥の湖の一部だ…。
ソウル「やってみな!」
言われた通りに吹いた。
チャスキー「これでオッケーだろ!」
風向きが変わった。
ソウル「この曲は演奏の仕方で風向きを決められるんだ。最後の音がドなら北、レなら東、ミなら南、ファなら西。ビブラートをかけたら、ドなら北東、レなら東南、ミなら南西、ファなら北西」
チャスキー「優れすぎだ…」
アスラ「じゃあ船に乗れ!」
ドンッ
チャスキー「いてっ、押すなよ!」
アスラ「まずはここから西にあるグリーゼ島へ行くんだ!頑張れよ!疲れたらいつでも戻ってこい!」
チャスキー「分かった!じゃあな!」
まず、ウインドチェンジで風向きを西に変えた。
船が進んで行く。
こうして、チャスキーの長~い航海の旅が始まった。
船は西に進み続けている。
チャスキー「暇だなぁ…?待てよ?海で敵が出たらどうするんだああああああああああああああああああああああ」
その瞬間。
タコのような化け物が海から飛び出して来た!
チャスキー「えっ、どうすんのどうすんの???」
その時。チャオのポヨが光った。
???「聞こえるかー?」
アスラの声だ!
というかチャオのポヨって通信機なの!?
チャスキー「海で敵が出たらどうすんの!?」
アスラ「大丈夫、船の地下に大砲あるから」
チャスキー「それ最初に言え!!」
ダダダ
チャスキー「あった!えっと…弾10発とか少なすぎじゃないかww」
アスラ「そのくらい性格に当てないといけないぞっ!」
チャスキー「よし、的を敵に合わせて…発射!」
ドカーン!
タコみたいな化け物「うわあああああっ」
チャスキー「倒した!」
アスラ「良くやった!敵が音楽を落としているかもしれないぞ!アームで引き上げろ!」
チャスキー「マジかっ!」
ガガガガガガ…
チャスキー「本当だ楽譜が!」
…この楽譜は幻想即興曲そのものだった。
演奏してみる。
途端に、物凄いスピードで船が走りだした!
チャスキー「船が速く走り出す魔法なのか??」
アスラ「それはハリケーンっていう魔法だ、ぶつからないようにな!じゃあな」
プチッ
チャスキー「うわわわああ!!!ふぬぬ、どりゃーーーーー!!!」
キーーーーーーーーーン!
嫌な音だ。
気が付いたら、島に付いていた。
チャスキー「あぶねあぶね…よし、この島だな。ちょっと探索してみるか」
チャオ「こんにちは!」
チャスキー「あ、どうも。この島にある音楽ってありますか?」
チャオ「ありますよ。あちらの聖堂で聞いて下さい!」
チャスキー「あざっす!」
こんな簡単に教えて貰ってしまった。いいのか??
聖堂に到着した。すると…
チャオ2「うーん、火が付かないなぁ」
チャオ3「これがないと聖堂に飾る蝋燭が…」
チャスキーは助けたかったが、どうしようも無いので無視することにした。
チャスキー「あの、ここに伝わる音楽を教えて貰えませんか?」
チャオシスター「良いですよ。楽器を用意してください。」
チャスキー「はい…」
チャスキーはハーモニカを取り出した。すると…
チャオシスター「!?そのハーモニカは…?」
チャスキー「い、いえ、作り物です!」
チャオシスター「ですよね…では。」
チャオシスターは演奏を始めた。
…忘れもしない、カノンだ。
チャスキー「では、真似して吹いてみます。」
チャスキーはそのまま演奏した。
すると…空中でわずかだが、炎が燃えた。
チャオシスター「何故炎が!?」
チャスキー「あっ…」
チャオシスター「…現れましたね、2代目チャスキーが。」
チャスキー「へっ?」
チャオシスター「お願いがあります。この島の地下に、水の魔物がいて、この島民のチャオ達は非常に困っています。助けて欲しいのです。」
チャスキー「えっ、あっ、はい!やってみます!(水の魔物…こっ、怖い!!)」
続く