~第15話~2回表~

6番ボーグ
ザッ
ボーグはバッターボックスに立った
ボーグ「・・・・・。」
ビート(こいつ、無口だな・・・。)
サッ サッ サッ
ビートはナックにサインをだした
ナック「コクッ」
ドシュ!
ボーグ「・・・・・。」
バッターが振ろうとした瞬間球が落ちた。フォークボールだ!
ズドン!
審判「ストライーク!」
ボーグ「・・・・・。」
ボーグは相変わらず黙ったままだ・・・
その瞬間ビートは背筋が凍るような視線を感じた
ビート「ゾクッ」
それでもビートはナックにサインをだした
サッ サッ
ナック「コクッ」
ドシュ!
スッ
ボーグは突然目を閉じた
ナック(何だ・・・?)
クイッ
ボールが斜めに落ちた、カーブだ!
ボーグ「カッ!」
ボーグは突然目を開け、球を真芯に捕らえた
カキーン
ボールはセンターに伸びて行く
ヘルドム「うおー!」
ヘルドムは必死でボールを追いかける
バン!
ボールはバックスクリーンに当たった
ヘルドム「アッ・・・。」
チーム員は唖然としてる
ビート「な、何て奴だ・・・。」
ナックは悔しそうに
ナック「くそ!」
ダン!
ナックはマウンドを叩いた
そこでビートが来る
ビート「ナック・・・。次は全部三振で抑えてくれ・・・。」
ビートもまたショックを受けたような言い方だった
タッ タッ タッ
ボーグがホームインした
ボーグはビート達の方に向いたまま
ボーグ「・・・・・。」
クルッ
タッ タッ
何も言わずにベンチに行ってしまった
ビート「・・・・・。」
だが、ビートには何かを感じたのだった・・・
7番バイロン
バイロン「ういーっす!宜しくたのんます!」
バイロンは体型からしてパワーがありそうだ
ビート(でけえな~。体・・・。)
サッ サッ
ビートはサインをだした
ナック(おし・・・。)
ビシュ
バイロン(ん?内角球か?)
バッターは戸惑いながら足を開いた
しかしバットを振ったら
ククッ
高速スライダーだった
バイロン「!!」
ズバーン
審判「ストライーク!」
ビート(おし。引っかかった!)
バイロン「・・・・・。」
バイロンは黙ってしまった
ナック(またか・・・。)
にも関わらずビートはサインをだす
ナック(エッ?)
ナックは一瞬戸惑った。けれども
ナック(よし・・・。)
ドシュ
ナックは投げた
バイロン「こんな小細工は通用せん!」
すかさずバットを振った
ストン
バイロン「え?」
フォークボールがでた
ズバン
審判「ストライク2−!」
バイロンを2ナッシングまで追い込む
バイロン「けっ!」
バイロンに火がついた
それでもビートは
サッ サッ
サインをナックに送る
ナック(おし。)
ドシュ
バイロン「うお~!」
クイッ
バイロン「い!?」
ブルーン
ズバーン
審判「ストライクバッターアウッ!」
最後はカーブで抑えた
バイロン「くっそ~・・・。」
トボ トボ
U監督「バイロン。」
バイロン「はい。」
U監督「もっと冷静になれ。お前は極端なんだ。だから三振にされるんだ。」
バイロン「はい・・・。」
8番ミリエル
スッ
ミリエル「お手柔らかに頼むぜ・・・。」
ナック「・・・・。」
サッ サッ
ビートはサインをだす
ナック(おし・・・。)
ビシュ
ミリエル「?」
ズバーン
審判「ストライーク!」
ナック(あれ?振ってこねえぞ?)
そのあとミリエルは一振りもしなかった
ビート「何であんな奴が入ってるんだ?さっきのバイロンだってそうだしな・・・。」
ビートは思った。あれには何か秘密があるんじゃないかと。
チャオ蔵「・・・・・・。」
9番スタリオン
ビート(ピッチャーか・・・。なら・・・。)
サッ
ナック(おし。)
ビシュ
スタリオン「ストレートを投げるとは・・・。」
ビート「え?」
スタリオン「俺がピッチャーだからってみくびったようだな!」
ガキーン
豪快に音がした
ボールはレフトに伸びて行く
レバルド「うおー!」
レバルドは追いかける
ヒュー
レバルド「ん?」
球が突然落ちる
レバルド「お!これなら捕れる!」
バシン
審判「アウト!チェンジ!」
スタリオン「ちっ!ボールの下半分を打ってしまったか・・・。」
      チャオライダーズベンチ
レバルド「ふう~・・・。やっとチェンジだ・・・。」
チャオ蔵「おし!次は逆転だ!」
一同「はい!」
只今3−2




このページについて
掲載号
週刊チャオ第221号
ページ番号
16 / 35
この作品について
タイトル
チャオ超野球(チャオの超野球)
作者
クリスタル
初回掲載
週刊チャオ第218号
最終掲載
週刊チャオ第227号
連載期間
約2ヵ月5日