第11話
「そうねぇ…。あなた達は幻って信じる?」
チャオランが珍しく真剣だ…。(禁句)
「俺は信じない…かな?」
チャオっち2…。
「俺は信じるぜ。」
チャオっち…意外だ…。
「私はもちろん信じる☆」
当たり前よ☆だって♀だもの。
「チャオっち2…ドリームワールドって信じる…?幻の星…。」
チャオランが静かに話すなんて…。そんなに深刻なのか…。
「ドリームワールド?それは幻なんかじゃないぞ。」
チャオっち2速答…。
「何言ってんだよ?あれは幻だって…。」
チャオっち…。おまえが正答するなんて珍しい…。明日は雨かな。(ひどっ)
「そ。チャオっち2の言うとおり。あの星は幻なんかじゃない…。」
チャオラン…。さらに深刻そうな表情に…。何だろう…。
「幻は幻だい☆」
チャオっち…おまえ幻を信じるってことがどんなことだかわかってないな…。
「その星に異変が起きたってご主人様やテイラcが言ってたの。」
チャオランの言うことなんだから本当なんだろうなぁ…。
「へぇ…。それでチャイルス達は何か頼まれたのか?」
チャオっち2、チャオにできることなんてあるのかこっちが聞きたいよ…。
「いえ。自分たちでそれを探しに来たの。ドリームワールドの守護神はチャオよ。」
チャオラン、いつになく真剣で迫力ありますぅ…。
「守護神がチャオ!?そんなバカなっ!」
チャオっち2が叫ぶなんてよっぽどすごいことなのねん…。私には分からないけど…。
「本当よ。ドリームワールドの住民さんが言っていたのだから…。」
チャオラン、お姉さんっぽいですぅ…。
「うん。テイルcも正夢見たって…。」
チャイルスまでいうのだから本当らしいわね…。で、ドリームワールドの守護神って…?
「そうかぁ…。良くわかんねえな~♪」
チャオっち、歌うな。
「ところで正夢??ってことはいまDW(ドリームワールド)で起こってることは分かってるの??」
「いいえ。でもテイルsは黒いウサギっぽいチャオ見たって。そいつが何か関係してるんじゃ…?」
チャオラン…。でも相手はもしやチャオ…?それなら私たちにも何かできるんじゃ?
「チャオ?ならこのチャオっち様の回し蹴りで一撃だい!」
はいはい、こういうバカは無視して…。
「でもさぁ、DWへの行き方さえ分からないんだろ?」
チャオっち2、いいとこ気がつくね。
「ええ。それを見つけたいんだけど…。そうそう、チャルフって奴もDWのチャオのはずよ。」
チャオラン、やけに詳しくないか…?
「DWの位置さえ分からないんだ…。雪cの話によると姿を隠しているらしい…。」
チャイルス…。でもテイルスならつきとめられるんじゃ…。できたらとっくに分かってるか…。
「DW…。謎が多いな…。」
チャオっち2、考え込んでいる姿もかっこいい☆
「それをつきとめることから始めようよぉ!」
チャオラ、切れてないか…?そっか、チャオラって話し合い苦手かぁ…。
「そうね!」
「よし、このチャオっち様も協力してやろう!」
チャオっち、いいのかそれで…?ま、チャオっち2もその気らしいし私も刺激が欲しいし。
「わぁ、マジでぇ!?じゃ、今日はここに泊まって明日から頑張りましょ!」
チャオラ、ハイテンション。
「じゃ、明日また!」
じゃ、私たちも部屋に行こうかぁ。明日から何かワクワクできることが始まるんだぁ!
~続く~
~作者のコメント~
オリに走ったな…。テイルやテイラや雪って私のオリキャラかなぁ?
ま、いきなりの展開で驚いた方、すみません。
作者、ネタ切れにつき急な展開に…。
では、これからもチャオチャオ大冒険をよろしくぅ!