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何処にでもあるツリー式の掲示板。
俺が此処に最初に来た理由は自分の記憶によると、
「シャドウチャオが上手く作れない。」だったような。
まぁ、誰もが聞きそうな質問を担いできたのだった。
いつの間にかチャオBBSと言うモノにはまっていた。
例えはひどく悪いが某薬のように、
フラッシュバックが起きて、何度も止めようと思ったが、
結局何度も「戻りたい」信号が出て、
受験日当日までここにのめり込んでいたほどだ。
(自慢じゃないが結局受かったけどね。)
だから、俺はこのチャオBBSをにぎやかにさせたいし、
もっとこの先もずっと進んで欲しいと願っていた。
でも、そのために失われるモノがある。
それはよく分からない何か。
まぁ、ネット自体空間に存在しないモノだから、
当たり前と言えば当たり前だとも思う。
その何かは一言では説明できない。
色々ごっちゃになった何か。
でも、俺はそれを詮索する気はない。
それがチャオBBSを壊すモノかもしれないと仮定されていても、
俺はそんなこと気にしない。
別に壊れるならそれが運命だろうし、しょうがないとも思う。
第一、俺だけがそれをわざわざ勉強時間抜いてまで調べて、
それを確信にしても、
全員がそれを知らなければ意味がないんだから。
(そもそも俺がそれを確信に変えられるかどうか微妙。)
さっき俺は「にぎやかで進み続けて欲しい」と言った。
しかしながら、俺は願って「いた」だけであって、
しかもとくに本当にかなって欲しい、たいそうな願いでもない。
それで失われるモノが出るならなおさらだ。
潰れたら潰れた。俺はそう思っている。
チャオBBSは一番楽し「かった」。
俺はあの、のめり込んでいたときは、他に楽しみがなかった。
だが、高校生活に入りいろいろリアルマイライフ。
チャオゲーム自体もうしなくなっていた。
チャオBBSを一番楽し「んでる」・・・?
違う。
俺は断言する。
チャオBBSはよくよく考えたら、ただの文字の打ち込み場所。
しかもよりによって感情を伝えにくいから、
トラブルもよく起きてしばしば俺もそれに巻き込まれる。
やっぱり、違う。
このBBSは最近変わっているらしい。
俺も寝そべりながら適当にぺちぺち書き込んでいたが、
(たまには真面目な顔をしながら(笑)とか書いてみたり。)
そう言う体たらくでぐーたらな俺でも気付いたほどだ。
ここまで話してきて、俺は2つの選択肢を選ぶことになる。
1・昔のままのチャオBBSを本当のBBSと信じる。
2・今変わっているチャオBBSについていく。
いや、俺より思考が優れている人は、
もっと選択肢を増やすべきだと言う人もいるかもしれないが、
これは俺の個人のお話だからそこら辺どーでも良い。
でもまぁ、おおざっぱに分ければこんなモノだろうか。
だが、俺はこの選択肢のどっちを選んだかなんて気にしない。
要は今から代わりゆくBBSを好きになれるかと言うことだ。
それを考えながら、俺の超個人的なことを言わせて欲しい。
俺はチャオBBSに昔からと言うほどでもないが、
新しく来たヤツというわけでもない。
まぁ、中間くらいの時期というのが一番妥当だ。
と言うわけでそんな中途半端な俺だから、
俺は上の選択肢、どちらを選ぶ?と聞かれたら、
「どっちも選びづらいなー。」だ。
答えになってない?そう、答えになってない。
俺はまぁ、とくに昔の方ほど思い入れもないし、
かといって今のチャオBBSを変えようとする世代とも、
いまいちかみ合わない。
だからどっちも選べない。そう言うことだ。
最近チャオBBSにかみ合ってきてないことが、
今の俺にはうすうす感じる。
(例示をするとまた論争が出てくるから控えるが。)
いつか俺はこの場所に質問者としてきた。
あるいは公園のように。ぶらりぶらりと。
俺はここは公園だと信じていた。
だから、出るときも公園のように出ればいい。
そして、又公園のように戻ってくればいい。
そう、信じていた。
俺はある某氏が去っていくのを見ていた。
みんな悲しそう。
でも、俺はその人を去らせた原因であるかもしれないのに、
一人勝手にこんなことを考えていた。
―また、戻ってくれば良い物なのに。
ここはそう言う場所なのに。―
誰かが言ったかもしれない。
俺が始めていったのかもしれない。
でも、俺の考えたことは100%間違いではないと思う。
俺はあれだけご丁寧に挨拶して去っていくのが、
いまいちしっくり来なかった。
別に批判してるわけでもないのに。何となくそう。
・・・・・・。
これを見て腹が立とうが、同感しようが、
嗚呼畜生、反論したくてたまらねぇ。
まぁ、色々考える人が出てくるだろう。
俺は最初にここのBBSは一番楽しいわけではないと言った。
そう、一番楽しいわけではない。
そして、次にあの選択肢を選ぶことは出来無いと言った。
そう、出来ない。
俺はここを公園と考えていると言った。
そう、思っている。