最終章第二話 希望の結束
ついに発動する、チャラルドの復讐計画!
阻止するためには、カオス系チャオのアレの暴走を止めないと!
「カオス系チャオのアレの反応は、コロニーの最深部に移動しているちゃお。
もお間に合わないちゃお!!」
「いや、まだ大丈夫ちゃお。」
コンピューターをいじくりながらチャッグマンが言います。
「ワシ等のチカラを合わせ、特殊選抜チームホワイトナッツを結成するちゃお。」
「特殊選抜チーム?」「ホワイトナッツ?」
疑問に思うチャオ達に、チャッグマンは説明します。
「白とは、どんな色にも染められるちゃお。ワシ等ひとりひとりの個性の色に染め、各々の個性を発揮するちゃお。」
「でも、どうやってちゃお?」
チャイルスの問いに、チャッグマンはコロニーの最深部へのルートを投影しながら説明します。
「まずは、隣りの緊急避難用のシェルタールームから、チャックルズよ。
お前は非常脱出スイッチを探し出して、押すちゃお。」
チャックルズは、うなずきます。
「これで、いつもは真空状態の最深部への避難通路に、大気が出来るちゃお。
そしてチャイルス!お前は、通路をふさいでいる隔壁を爆破する爆弾を造るちゃお。」
「うん。チャルネード改とチャッグウオーカーの残骸を使うちゃおね。」
チャイルスはうなずきます。
「そして、隔壁が開いた後の一本道を、…。」
チャッグマンはチャニックを見ます。
「走ることなら、まかせるちゃお。」
チャニックが答えます。
「は~い、アタシは何をするちゃおか?」
ここまで名前のでてこないルーチャが質問します。
「お前には、チャイルスの作った爆弾を運んでもらうちゃお。」
「え?アタシが?」
とまどうルーチャを見て、チャッグマンはにやけます。
「ふふふ、貴様の特殊能力を使えば、通風孔からショートカットして運べるちゃお。」
ルーチャにも、チャッグマンが言いたいことが解りました。
「あ~らら。もうお見通しってわけちゃおね。」
「そうちゃお。そしてワシがホワイトナッツの長官ちゃお。
この中央司令室のモニターを通して、それぞれ指示を出すちゃお。よいか、みんな。」
チャッグマンはみんなを見回します。みんなは、うなずきます。
「よし、特殊選抜チームホワイトナッツ、出動ちゃお!」
「ちゃお~!!」
チャックルズは、シェルタールームへ走ります。
チャニックは、隔壁の前で待機。
チャイルスは、ラウンジで、チャルネード改とチャッグウオーカーの残骸から爆弾を作ります。
その横で、ルーチャは待機。
モニターを通してそれぞれが持ち場についたのを見て、チャッグマンは早速チャックルズに指示をだします。
緊急避難用スイッチは誤作動を防ぐ為、ややこしい場所にありました。
その先ちゃお。
違う、行き過ぎちゃお。
右に一歩、左に三歩、東北東に七尺三寸!
そこでくるっと回って、はいポーズちゃお!
あ~もお、駄目駄目駄目ちゃお~!
1分後、チャッグマンの見事なナビゲートにより、隔壁で遮られた最深部への避難通路の気圧があがってきます。
「よ~し、あとは隔壁を爆破するだけちゃおね。」
チャッグマンは、モニターをラウンジに切り替えます。そして、驚きます。
「な、何を造ってるちゃお!」
「あ、チャッグマン?」
スピーカーを通じるチャッグマンの声でチャイルスは、すぐ上のカメラでチャッグマンが見ているのを知ります。
「見てちゃお。三輪バギー・トライチャージャーちゃお。」
「はあ?」
爆弾作れ言ったのに、何作ってるんでしょう?
チャッグマンは、言葉もありません。そんなチャッグマンには気にせず、チャイルスは続けます。
「このトライチャージャーはね、変形するちゃお。」
チャイルスは三輪バギーに乗り込むと、キーをまわしてエンジンスタート。
そして、二本の操縦桿の上部のスイッチを押します。
「アーモレーターチェ~ンジ!」
すると、ウイリーするように、後ろの二輪で立ち上がります。
操縦席は、水平方向を保ちます。
後輪二輪は、二本の足に変形します。
前輪は二本にわれ、腕に変形します。腕からは手が出てきます。
操縦席の後ろからヘルメットがでると、チャイルスの頭に装着されます。
シャキーンとポーズを決めるチャイルスのアーモレーター。
(truncated)後半へ続く!
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キャラクター紹介その8
チャオの悪魔・ヘルチャタン
昔、チャオのアレでキャッチボールしようとしていたところを、チャオの神様に懲らしめられる。
綺麗なヤカンに閉じ込められたが、チャッグマンにより開放される。
お礼にチャッグウオーカーを渡す。
それだけのキャラ。
実は、チャイルス対チャッグマンの戦闘シーンのネタで、その名が必要だったという理由だけで、登場しました。
この時だけで、後々登場しないのは、その為。