ヒーローサイド4 つづき
「ド、ドッペルンゲンガー?やばいちゃお、チャニックまだ死にたくないちゃお~!」
チャニックも少しパニックになる。
そんなチャニックを見ながらチャミーは言った。
「だからその前に…。」
「その前に?」
「チャミーと結婚するちゃお~!」
これまたチャニックはパニックになる。
「え~、結婚ちゃおか?でも、お互いをよく知り合ってからじゃないと。それに、チャミーもすぐ、未亡人になっちゃうちゃお。困ったちゃお。チャニック人生最大の選択ちゃお。」
「あはははは、二人ともバカちゃおね~。」
そこへチャイルスが来た。追っ手をまいてた為、遅くなった。
「ば、バカとはなにちゃお!」
チャミーは顔を真っ赤にして叫ぶ。チャイルスにこのトリックがバラされそうだから。
「そうちゃお、チャニックまだ死にたくないちゃお!」
チャニックも目を涙で真っ赤にして叫ぶ。本当に死にたくないから。
「いいちゃおかい、二人とも。ドッペルンゲンガーってのはね、」
そんな二人にチャイルスは説明する。
「ドッペルンゲンガーってのは、脳の視覚野だかに障害があって見られる幻覚ちゃお。」
チャニックは、泣き止んだ。そして聞き返した。
「幻覚?」
チャイルスはうなずいた。
「そんな所に障害があったら、すぐ死んじゃっても不思議じゃないちゃおね~。」
「なあんだ、よかったあ。じゃあ、あいつはちゃんと存在するカケチャちゃおね。」
チャニックはほっとした。
「ちぇ~ちゃお。せっかくのチャンスだと思ったのにぃ。」
チャミーは残念がる。で、小部屋(牢屋ね)の鍵を開けた。
「でも、その限りじゃないちゃおけどね。」
チャイルスはぼそっとつぶやいた。
「そっか、で、その黒いカケチャはチャッグマンと一緒にいたちゃおね?」
チャニックは小部屋から出てチャイルス聞く。
「うん、僕がチャオの神様にもらったチャルネードも壊されちゃったちゃお。」
チャミーは、チャニックのいた牢屋に入ってみた。
「もう、テイルスったらバラしちゃうんだもん。ひどいちゃお。」
ふと、チャミーは牢屋内部に描かれた絵に気が付いた。
「な~に?このへったくそな落書き。チャニックが描いたちゃおか?」
しかし、その時すでに二人はこの牢屋をあとにしていた。
チャニックはチャミーの言葉に傷付いたのは、間違い無い!
「あ~ん、待ってちゃお、二人とも~。」
チャミーは、二人のあとを追った。