外伝 迷子のソニックを捜せ!

オレの名はチャニック!チャニックZaARaifu!
オレの活躍するお散歩のお話を、ぼけっちが書いてるから、読んでくれちゃお!
たくう、いい年こいて、ナニやってんちゃおか。
最終章最終話なんて、目頭熱くしながら書いてたちゃお。
ぷぷぷ、年取ると、涙腺ゆるくなって、やだちゃおねぇ~。

それはさておき、昨日はなんの日か知ってるちゃお?
昨日は、チャオの日だったちゃお。
チャオの日とは、日頃お世話になってるかわいいチャオに、ピンクの手乗り象を贈る日ちゃお!
そして、ゴム手袋に藁沓はいて、チャオと一緒に大福のシチューを食べるちゃお!
楽しみにしてたちゃお。
でも、ソニックのヤツ、来てくれなかったちゃお~。
テイルスに聞いたら、レッドマウンテンで見かけたから、お散歩がてら探してみたら?って言われたちゃお。
たくう、ソニックをつけまわすのは、テイルスのすることちゃお。
でも、チャイルスとチャオの日過ごすから、それどころじゃないんちゃおって。
ちぇ~ちゃお。

ふう、そんなこんなで、レッドマウンテンに着いたちゃお。
天空に浮かぶ、エンジェル島にあるちゃお。しんどかったちゃお。
ソニック見つけたら、いっぱい抱っこしてもらうちゃお。


さて、このレッドマウンテンは、エンジェル島のアスレチックコースになっていた。
ちょい前までは、エッグマンの監視メカに占拠されていたが、今はそんなメカの姿もなく、平和そのものである。

ふと、チャニックの前にメカが一機、近づいてきます。
ラグビーボールみたいな形で、羽が付いてます。
「オパオパ?」
そのメカが、チャニックに話しかけます。
「わ~、すごいちゃお、しゃべってるちゃお!」
チャニックは、その浮遊するメカの周りをまわりながら、歓喜の声をあげています。
「オパ?」
「気に入ったちゃお、こいつをソニックにみせて、自慢してやるちゃお!」
チャニックは、オパオパを捕まえようとします。
「オパ~!」
怒ったオパオパは、16トンボムを発動させます。
16トンボムは、地面にめり込み、大きな穴を開けました。

「わ~、この下、空洞になってるちゃお。ソニックは、この奥にいるちゃお、間違い無いちゃお!」
16トンボムをすんででかわしたチャニックは、その空洞の中に入ってみます。
大きな空洞は、野球でもできそうなくらい、広かった。
ところどころに、赤くて熱そうな水が溜まってます。
このエンジェル島が地上に落ちた時、地中の溶岩がここに流れ込みました。
それが天空に昇った後もまだ、冷えずに溜まっている溶岩でした。
しかし、チャニックにそんなことは分かりません。

「ん?あれは?」
溶岩に囲まれ、小島のような場所に、青いハリネズミが泣いています。
「あ~、ソニックちゃお!お~い!」
しかし、泣いているソニックは気付いてくれません。
とりあえず、赤い水を泳いで行くしかなさそうです。
でも、チャニックは泳げません。どしよ?
とりあえず、ちょっとだけ赤いお水に触れてみます。じゅう~~。
「あち~!」
チャニックの指先が、ちょっとこげました。
「こ、こんな所にいたら、骨も残らないちゃお~!」

しょうがない。こうなったら、ソニックをあきらめるか?
いや、ここまできたら、ソニックを子分にしてやらないと気がすみません。
「心頭滅却すれば、火もまた涼しちゃお!」
チャニックはなんと、溶岩の上の歩きます。
そごいぞ、チャニックZaARaifu!
「や、やっぱ無理ちゃお~!」
チャニックは耐え切れずにジャンプします。ドロドロの溶岩の上から。
そこから、ソニックめがけてホーミングアタック!!
ヒットした瞬間、ソニックは泣き止みます。そして、ジャンプして喜びます。
「ふう、手間取っちまったちゃお。」


さてさて、ここから二人は、どうやって帰るのでしょう?
おしまい。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第112号
ページ番号
44 / 59
この作品について
タイトル
チャニックアドベンチャー2
作者
あさぼらけ
初回掲載
週刊チャオ第94号
最終掲載
週刊チャオ第118号
連載期間
約5ヵ月18日