ダークサイド2
わしの名は、ドクターチャッグマン。
オリコウの実を食べ過ぎて、大天才になったチャオちゃお。
今まで、チャニックなんかのお話を載せてたけど、今回からは、ワシ等のお話ちゃお。
ワシが監獄島で、機密兵器のチャドーを起動させたのは、覚えているちゃおね?
チャドーはワシに、スペースコロニー・チャークで待つと言っていたちゃお。
でもあの野郎、カオス系チャオのアレも持ってっちゃったちゃお。
ワシがあれをゲットするのに、どれだけ苦労した思ってるちゃおか?
わざわざチャオレースのダークレースに出て、ヒーローカオスを負かして、奪い取ったモノちゃお。
まあいいちゃお。
チャークに行けば、何か分かるかもちゃおね。
ワシの秘密基地が、ピラミッド内部にあるのじゃが、帰る途中で、マスタージュエルを見つけたちゃお。
でも、ジュエルの番人のチャックルズに砕かれちゃったちゃお。
あいつは単純だから、騙くらかすコトくらい訳ないちゃおけど、今は、早くチャークへ行きたいちゃお。
チャッグマンの秘密基地周辺は、監獄島の無人起動警備隊が包囲していた。
侵入者であるチャッグマンを捕まえる為だろう。
しかし彼らは、秘密基地の入り口が分からず、右往左往していた。
チャッグマンは、そいつらを壊滅させ、基地へと入って行った。
しかし、瞬時に瞬間移動できるゴールドビートルが、密かにその入り口を突き止めたいた。でも、チャッグマンは気が付かなかった。
秘密基地内部にてチャッグマンは、基地内のコンピュータを起動させ、インターネットに接続。
「スペースコロニーチャークにて待つ」
このチャドーの言葉が意味することは?チャッグマンは、チャークへ行く前に調べてみようと思った。
さっそく、検索エンジンにアクセス!
「スペースコロニー チャーク」
そう打ち込んでみた。
するとなんと、10万件もヒットしてしまった。
「うわ~、これをひとつずつ調べるちゃおか?」
ちょっちうんざりなチャッグマン。とりあえずテレビでも見ながら、それを調べるかと、テレビをつけた。
テレビでは、ニュース速報をやっていた。
「番組の途中ですが、ここで臨時ニュースをおつたえします。」
「ちゃお?」
思わず見入るチャッグマン。
「警察の落し物保管室から、ライトカオスのチャオのアレが盗まれました。」
「なんだってぇ?」
チャッグマンは、テレビに釘付けだ。そこには、犯人の姿もバッチシ映ってた。
「目撃者の証言から、犯人はハシリタイプのハシリ二次進化のチャオではないかと、思われます。」
「あれは、チャドーではないちゃおか?」
建設途中の高速道路。その橋の欄干の上のロープに追い詰められたチャオ。
それは、確かにチャドーだった。
欄干の上から見下ろすチャドー。
どんどんパトカーが集まってくる。
飛び交う怒号。
ふと、昔の記憶を思い出す。
スペースコロニー・チャーク脱出時の記憶。
自分を脱出カプセルに入れ、それを発動させる麻里愛(マリア)。
「お願いよ、チャドー。私の代わりに、いつか必ず…。」
カプセルを叩くチャドー。
「マリア~!」
「あの星に住む全ての人達に、…、アディオス、チャドーTheALife。」
苦い思い出に、チャドーは呟いた。
「分かっているちゃお、マリア。この星の全てのヤツ等に、復讐ちゃお!」
チャドーは、この建設途中の高速道路を逃げ出した。
しかし、建設途中とはいえ、どこかおかしい道路だった。
道が所々途切れているのは、建設途中なんで、まあいいだろう。
でも、料金所が異様に有りすぎた。しかも、一般道との合流も見当たらない。
その間隔も短く、これではすぐに渋滞するだろう。
しかも、いたる所に一回転する造りになっていた。
スピードが乗らないと、回りきれないだろう。
一体、ナニを考えて創ったんだろうか?
とりあえず、チャドーは逃げ切った。
「まずは一つ。」
そこでライトカオスのチャオのアレをじっくりと見た。
「奇跡の生命力を司る、神秘の秘宝。」
そこへ、一人のチャオが近づいて来た。
「なるほど、読めたちゃお。俺はお前の代わりに警察屋さんに追われているちゃおね。」
チャドーが声のした方を見ると、青いカケチャだった。
「なんとか言うちゃお、この偽者チャオ!」
青いカケチャ、チャニックが駆け出した。
同時に、チャドーが叫ぶ。
「カオスコントロール!」
交差する二人。
その直後、チャドーはチャニックのはるか後方にいた。
「チャニックより速いちゃお?」
チャニックは、戸惑いを隠せない。そう、自分の走りステータスはマックス。自分より速いチャオは、いるわけがないのだから。
「いや、ライトカオス君のチャオのアレを使って、ワープしたちゃおか?」
「ボクの名は、チャドー。」
そう言うと、チャドーはにやつく。
「それにしてもお前、ヒーローサイドと言ってる事が違うちゃおね。」
「当たり前ちゃお!」
チャニックは叫んだ。
「俺がヘリから飛び降りたのは、昼すぎちゃお。で、今は夜。」
「それで?」
「つまり、お