(3)
(前回のあらすじ)
シドニーに出現したなぞの巨大円盤。
その怪事件を追いフリーライターでノーマルチャオのチャールは円盤の向かった方向とされる『エアーズロック』をめざした。
しかしその道中、謎の生物と交戦。
その生物を撃破しエアーズロックに到達するもすでにその円盤の姿はなかった。しかしそこに残されていた痕跡から西へ向かったと判断。チャールは進路を更に西へととるのであった・・・。
神秘のヴェール 身にまとい
君は 戦う チャオとなれ!!
負ける 事を 恐れたら・・・
地球は 闇の手に 落ちる。
GET UP THE HERO
立ち上がれ!!
正義と 悪の果てしないバトル
STAND UP THE HERO!!
目を覚ませ!!
俺に力を 与えてくれ!!
チャ面ライダー 銀のボディ
チャ面ライダー 青い瞳
チャ面ライダーM1・RZI!!
『毒ガスのワナ』
オーストラリア西地区・・・。そこは世界的に有名な都市が沢山ある東地区とは違い荒涼とした大地が続く・・・。やがて海に出るのだがもっぱら小さな町か金持ちのプライベートリゾートぐらいしかないのである。しかしここ数年は違う。数年前ある若手の実業家がこの世のものとは思えない位の大金脈を西側地区で発見したのだ。それからというもの一攫千金目当てに外国人やチャオが押し寄せてきた。そしてまっすぐ西側を目指した。空前のゴールドラッシュである。これがきっかけで金持ちになったチャオを何匹も取材した。・・・うらやましい。しかし、それと同時に犯罪も増えた。特に人間の方がひどかった。今年のオーストラリアへの密入国者は半年も経たない内にすでに去年の総数の3倍も記録してるのだ。おそるべしと言ったところか・・・。
チャールは巨大円盤を追い、西地区を目指していた。
チャールの愛車ワルキューレから激しいエキゾーストノートが唸る。
そのバイクと基本的なチャオの体格とは明らかにミスマッチとしか言い様がないのだが夕日に照らされながらワルキューレを駆るチャールの姿はまさに圧巻である。
チャールは更にスロットルを全開にし速度を上げる。
やがて前方に巨大なコンボイが片道一杯に走っているのが見えてきた。外国ならではの光景である。
そしてチャールがコンボイを追い抜こうと並んだ時、
コンボイの運転手「ヘイ、ボーイ!スゲェの乗ってるネェ!」
チャール(ボーイ・・・・だと・・・?)
チャールは一瞬ムッとなったが別に気にもとめず、
チャール「ありがとう!ところで近くの町まであとどれくらいあるか教えてくれないか!?」
運転手「あと50キロだ!あそこはオレの生まれた町だ!とりあえず今晩はオレの町に泊まるしかない!さらに次の町へはもっとかかるからなぁ!もしよければオレの家に来い!家族全員よろこぶぜ!!!」
チャール「ありがとう!オレの名はチャール!お前さんは?」
運転手「オレはジムってんだ!よろしくなぁリトルボーイ!!オレについて来い!」
というわけでどうするか考えてなかった俺はこのトラック野郎に一晩世話になることにした。実にいい奴だ。
俺がこの国に来てからというものこういう人間に沢山世話になった。
そして夕日が沈む頃、ジムの家に到着した。
アイキャッチ<チャ面ライダーM1・RZI>
ついに目覚める!!
戦士の雄叫び!!
100/1スケールの超剛金!!
リアルに再現されたこの完成度!!
君はもう驚くしかない!!
チャ面ライダーM1・RZIフィギュア!!
D月C日OXドームで先行発売!!
Bパートへつづく