ラフィン編 第4話「生命の力」
エッグクォーター エッグスコーピオンの間
エミィ「チョニックー。うううううううううううううううう。」
エミィは動かないチョニックを抱きしめて泣いていた。
ラフィン「くそっ、バカな奴だ・・・・・・。」
チャチャ「そんな言い方ないやろ、あの虫ロボット怖かったし・・・。」
エミィ「お願い!何とかしてよぉ・・・。」
チャチャ「そんなこといわれてもなぁ、ラフィン。」
ラフィン「・・・・・・チョニックを生き返らせる方法は・・・あるにはあるぜ。」
チャチャ・エミィ「!!」
チャチャ「どうするんや、ラフィン!!」
エミィ「チョニックを助けられるのね!!」
ラフィンは重く口を開いた。
ラフィン「その方法を使えばチョニックは助かる。しかし・・・・・・。」
チャチャ「しかし?」
ラフィン「永久に死ねなくなる。」
チャチャ「ええやんか。死なんようになるんやろ?」
ラフィン「バカか。永久に死ねないって事は、コイツの親や友達がみんな死んでいっても、こいつは死ねないんだ。ずっと独りぼっちになるんだぞ。」
チャチャ「・・・・・・。」
エミィ「その方法・・・・・・使って。」
ラフィン「お前・・・さっきの話し聞いてたのか?」
エミィ「聞いてたわ。だから使って。」
チャチャ「でもさ、エミィちゃん。」
エミィ「私も死ねない体だから。」
チャチャ「・・・・・・へっ!?」
ラフィン「・・・・・・カオスか。」
エミィ「そうよ。」
チャチャ「ちょっ、ちょっと待ってや!僕にわかるように説明してぇや!」
ラフィン「この世にはカオスチャオという種類のチャオがいる。チャオの突然変異体だ。今のところ確認されているカオスチャオは、ライトカオス・ヒーローカオス・ダークカオス。そしてカオスチャオと同じ特性を持っているテイルスチャオ・ナックルズチャオそしてエミィ:エミーチャオだ。」
チャチャ「ふむふむ。」
ラフィン「そしてカオスチャオの特性の中に、(いじめないかぎり死なない)というのがあるんだ。」
チャチャ「!それでエミィちゃんは・・・・・・。」
ラフィン「そういうことだ。」
チャチャ「なら、ええんとちゃう?チョニックにはずーっとエミィちゃんがおるわけやし。」
ラフィン「・・・・・・しかたねぇな。」
ラフィンがチョニックの前に立った。ラフィンとチョニックをまぶしい虹色の光が包む!
ラフィン「生命の力!!」
数分がたった。
チョニック「う~ん。」
エミィ「チョニック!」
チョニック「わっ!エミィ!苦しい・・・はなしてよ・・・。」
チャチャ「よかったなぁ。」
ラフィン「チャチャ・・・そろそろ行くぞ。」
エミィ「まって!助けてくれたんだし何かお礼がしたいんだけど・・・・・・。」
チョニック「ラフィンさんたちが助けてくれたの?」
ラフィン「礼などいらん。」
チャチャ「そうやな。お礼が欲しくて助けたわけやないもんな。」
チョニック「待って下さい!僕を一緒に連れて行って下さい!」
ラフィン「はぁ!?」
チョニック「僕、ラフィンさんみたいなかっこいいチャオになりたいんです!」
チャチャ「ええよ、なぁ、ラフィン!」
ラフィン「・・・・・・自分で考えろ!」
チャチャ「『いいぜ』って!」
チョニック「やったぁ!!」
エミィ「チョニックがいくなら私もね!」
ラフィン「お前はだめ!」
エミィ「何でよ!」
チャチャ「ええよええよ!みんな一緒にいこうや!」
ラフィンのチームはこれから楽しくなりそうです。
続く