チャックス編 第7話「衝撃の事実」

傾斜の高い町のふもと

ムルル「・・・・・・ここが外の世界かぁ・・・感動だぁ・・・。」
チャックス「とにかく上のほうへ行ってみよう。」

一行は坂を登り始めた。レーダーの反応が止まった事には気づいていなかった。
30分後

チャニム「・・・しんどい・・・。」
シルバー「そろそろ終わりみたいだよ。上まで行ったら休もう。」

そのとき!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
一行「!?」
バァァン!
チャックス「何だあの馬鹿でかいの!?」
シルバー「こっちに来るよ!」
チャニム「とにかく逃げろ!」

一行を襲ったのはGUNのトラックだった!(本来はソニックを追っかける奴)

一行「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

一行は死ぬ気で走って坂を下った!(って言うか止まったら死ぬ)

チャックス「ど、どうする!?」
シルバー「このままじゃあ元の地点に戻っちゃうよ!」
チャニム「エレメントで何とかならないか!?」
ムルル「そうだ!チャイルスの地の力で地面を隆起させてアレを止めよう!」
チャイルス「まだ1回も使ったことないんだよ!?僕の大きさほどしか隆起させるのは無理だよ!」
ムルル「どうやらアレは両端の輪を転がして進んでる!チャイルスは右側の輪を止めて!左は僕が何とかする!」
チャイルス「わ・・・わかった!・・・・・・えい!」

チャイルスを黄色い光が包み、地面がアスファルトを突き抜けまっすぐ上に伸びてきた!
隆起した地面は上手いことタイヤを止めた!

ムルル「えぇい!秘技!オモチャオ投げ!」
オモチャオ「やめてぇぇぇぇぇ!」

トラックの左の車輪と地面の間にオモチャオが挟まった!
トラックは両方の車輪が止まったかわりにトラック自体が大きく前転した!

ドンガラガッシャーン!
チャックス「・・・・・・物理学的にありえねぇ・・・・・・」

トラックは坂道を転がっていき、ふもとの町は半壊した・・・・・・
オモチャオが動き出した。

オモチャオ「・・・何するチャオ!すっごく痛かったチャオ!人は見かけによらないチャオー・・・・・・」
チャックス「こいつもありえねぇ・・・・・・。」
シルバー「こんな事しちゃっていいのかなぁ?」
ムルル「大丈夫だよ。僕たちチャオなんだし、怪しまれやしないさ。」
シルバー「いや、そういう問題じゃなくて・・・・・・」
チャックス「とにかく行こうか。」
チャニム「・・・・・・(唖然)」

一行はロボットを倒しながら進んだ。そして一行の行く手を大きなビルの壁が阻んでいた。

チャニム「・・・どうする?」
チャイルス「どうって・・・」
シルバー「ちょっと待って!上のほうから泣き声が聞こえる!」
???「えーんえーん・・・・・・」
チャックス「本当だ・・・かなり上のほうだ・・・行こう!」

一行は壁を登り始めた。ムルルはまたもオモチャオの足につかまってプロペラで登っていった。

シルバー「あー、ムルルずるーい!」
ムルル「さき行ってるよー・・・」

20分後

チャックス「ふぅ・・・やっと着いた。・・・泣いてたのはお前か?」

そこには1人のチャオがいた。よく言う「迷子チャオ」という奴だ。

シルバー「それにしても君、よくこんなところに来れたねぇ。」
迷子チャオ「・・・来たくて来たんじゃないの。秘密を知ってしまったからなの。」
チャニム「秘密?」
迷子チャオ「ナイトメアって言うダークカオスがね、宝石やメダルを集めて莫大な力を得ようとしているのを知ってしまったの。」
チャックス「宝石や・・・メダル!おいお前!そいつはどこにいるんだ!?」
迷子チャオ「どこって・・・ダークガーデンに決まってるじゃない・・・。」
一行「えぇぇぇぇぇ!?」

何ということだ。せっかくこんなところまで来たのに、目的のものはすぐ近くにあったのだ!

チャックス「・・・・・・チャオワールドに戻るぞ!」
シルバー「この子どうする?」
ムルル「つれて帰ろうよ。かわいそうじゃん。」
チャックス「とにかく急げ!」

一行は迷子チャオとともにチャオワールドへと急いだ。

・・・・・・その後
ソニックがチャックス達がさっきまでいた所へやってきた。

ソニック「ふぅ、やっと着いた・・・あれ?」

そこには迷子チャオの姿は無かった。

ソニック「ど、どこ行った!?これじゃAランクとれねぇぞ!NOOOOOOO!!」

街には幾度となく世界を救った英雄の叫び声が響いていた。
ちなみにトラックで町を半壊させたのもソニックということになっていた。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第22号
ページ番号
10 / 33
この作品について
タイトル
チャックス&ラフィンの冒険記
作者
めんちかぶ~ら(めんちか)
初回掲載
週刊チャオ第12号
最終掲載
週刊チャオ第33号
連載期間
約4ヵ月28日