チャックス編 第6話「やっと出発」

チャオ幼稚園

一行は園長室にたどり着いた。
といっても数多の試練があったわけでもないが。

チャックス「じじー!入るぞー!」
園長先生「やぁチャックス。遅かったじゃないか。」
チャックス「『遅かったじゃないか。』じゃねぇ!キサマ「チャ」のつくチャオは1人しかいないとか言っておいて!3人もいたんだぞ!」

チャックスは機関銃のように叫んだ。

シルバー「チャックス・・・仮にも園長先生だよ・・・・・・。」
園長先生「仮にもじゃない。本当に園長だ。」

園長先生は話をもどした。

園長先生「まぁ、そのことはわしが悪かった。この際だからみんな仲間って事で。」
チャックス「どの際だ!」
シルバー「こらこら。」
園長先生「話をもどそう。旅に出る君たち、え~っと6人にはわしからプレゼントがある。ちょっと着いてきなさい。」

園長はそういうと瞬きをする銅像の前に立ち、銅像の左目を押した。
すると銅像の口(?)が開き、中から5つの宝石が出てきた。

園長先生「これはエレメンタルジュエルと呼ばれるものじゃ。1つなくしてしまったがのぅ。」
ムルル「エレメンタルジュエル・・・ですか?」
園長先生「そうじゃ。え~っと、誰だったかの?」
ムルル「プチガーデンからきたムルルです。」
園長先生「よろしくのぅムルル。で、このジュエルはそれぞれ身につけると『エレメント』つまり元素を操ることができるようになるのじゃ。」

みんなのポヨがいっせいに「?」になった。

園長先生「わからんかの?つまり地・水・火・風を操れるのじゃ。」
チャックス「・・・・・・でも5つあるぜ。」
園長先生「ダイヤモンドは何を操るのかわかっておらんのじゃ。それでだな、このジュエルを君たちにあげよう。」
チャニム「本当ですか?」

園長は首を縦に振った。

園長先生「わしゃあ嘘はつかんよ。さぁ好きなジュエルをそれぞれもっていくがよい。」

床に散らばっているジュエルは、
ダイヤモンド(?)・アクアマリン(水)・ガーネット(火)・ペリドット(地)・オニキス(風)の5つ。トパーズをなくしたらしい。

チャックス「じゃあ俺はダイヤモンド!」
シルバー「僕はアクアマリンにしよう。」
チャニム「なら僕はガーネットだ。」
チャイルス「僕はペリドット。」
ムルル「僕はオニキスか・・・・・・。」
オモチャオ「僕はどうするチャオ?何がもらえるチャオ?」

園長は気まずそうに言った。

園長先生「・・・・・・君には何もないなぁ。」
オモチャオ「ガーーーンチャオ!」
園長先生「おそらくメダル泥棒と戦うことになるじゃろう。闇の取引所へ行って、武器をもらってきなさい。」

一行は闇の取引所へ向かった。

主人チャオ「園長から話は聞いている。・・・来なさい。」
ポチッ!

主人チャオの真下の床が開き、穴が広がった。主人チャオは落ちていった。

チャックス「・・・・・・行くか。えいっ!」

一行も穴を落ちていった。ムルルはオモチャオの足につかまってプロペラでゆっくり降りていった。

みんな「わあああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
ドシン!
チャックス「いててててて・・・」
主人チャオ「何ではしごで来なかったんだ?」
チャイルス「へっ?・・・あ、はしごがあった!」
チャックス「さきに言えよ!」
ムルル「おぉいみんな!はしごがあるよぉ!」
チャックス「お前も遅いんだよ!」
主人チャオ「・・・・・・とにかくこれが武器だ。持っていきなさい。」

一行は武器をもらってチャオ幼稚園を後にした。

チャオロビー

チャックス「じじいの話によるとこの上に乗れば外の世界にいけるらしい。」
・・・・・・ピピピピピピピピピピピ

チャックスが出入り口に乗るとさっきもらったレーダーが反応した。

チャックス「やっぱメダルは外にありそうだな・・・行こう!」
一行『おう!!』

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第22号
ページ番号
9 / 33
この作品について
タイトル
チャックス&ラフィンの冒険記
作者
めんちかぶ~ら(めんちか)
初回掲載
週刊チャオ第12号
最終掲載
週刊チャオ第33号
連載期間
約4ヵ月28日