第五話「パソコンと使命の玉」

あらすじ 地界王が長年乾布摩擦していて、チャックスが天井にめり込んだ

チャックス「ここが天界か。辺り一面雲だらけだな。」
サリア「この雲には触れませんよ。」
チャオキチ「じゃあどうやって歩くんだ。」
サリア「目をつぶってジャンプすると雲に乗れる靴をいつの間にか履いてるそうです。」
ダンルゥ「飛ぶぞ~、1・2・3。」
ウサチャオ「わおっ、便利。」
サリア「ここは風が強いから気をつけて下さいね。」

???「サリア、サリアー。」
サリア「あっ、妹のシャリアです。」
シャリア「姉さん、あれは持ってきたの。」
サリア「ばっちり。はい、これとこれね。」
ウサチャオ「何ですか、これは。」
シャリア「パソコンの部品です。」
サリア「ここの工場で作るパソコンはいろんな事がわかるんですよ。」
シャリア「天界王様がお呼びです。この道をまっすぐ行って下さい。
     私は工場に部品を持っていきますので。」
サリア「私の役目は終わりです。いつか地界に来て下さいね。」
ウサチャオ「えっ、もう。」
サリア「はい、地界での仕事がありますので。」
ウサチャオ「ごーん。(脳の音が静かに響く音)」
チャックス「終わったな。」

天界王「ああ、よく来た。まあ楽になりなさい。」
チャオキチ「ぷっ、地界王にそっくり。」
天界王「実はな最近あの山にすむ龍が悪さをするのだ。」
ダンルゥ「と、言いますと。」
天界王「あの山、つまりガルマ山の龍 ソウルドラゴンが
    たびたび食料を奪っていくのです。
    そこで勇者様達に龍退治をしていただきたいと思って・・。」
チャックス「報酬は。」
ウサチャオ「おいっ、みっともないぞ。静かにしてろ。」
ダンルゥ「失恋の反動でまともになってる。(小声)」
天界王「台座を見て下され。」
 ウィーーーーーーーーン  ガシャーン
天界王「この4つの玉を差し上げます。」
ダンルゥ「何だ、これは。」
天界王「使命の玉。通称セレクトです。」
ウサチャオ「これがどうかしたのですか。」
天界王「様々な自然のものを操ることが出来るようになるのです。」
チャックス「効果は何だ。」
天界王「赤いのが炎。黄色いのは雷。青いのは氷。緑が風です。
    ダンルゥさんが赤、ウサチャオさんが青、
    チャオキチさんが黄色チャックスさんが緑がいいでしょう。」
チャックス「げっ、また風かよ。」
天界王「あなたの属性が風なのですから。」
ダンルゥ「とことん風だな、お前は。」

ダンルゥ「じゃ、行って来るぜ。この方向でいいのか。」
天界王「はい。あってますよ」
シャリア「みなさーーーん。」
チャオキチ「どうしたんですか、あっパソコン持ってる。」
シャリア「パソコンが出来たのでもってってください。」
チャオキチ「ありがとう。」
   チャオキチとシャリアの手が触れる
チャオキチ「ドッキン。」
シャリア「じゃあお気をつけてー。」

チャオキチ「なあ。」
チャックス「何だ。」
チャオキチ「あのシャリアってチャオ、可愛くないと思わない?」
チャックス「今度はお前かよ・・・。」
チャオキチ「パソコン起動するぞ。」
  ピコッ
パソコン「よぉー、お前ら初めまして、パソコンのパソぞーだ。
     よろしくぅ。」
チャックス「パソコンが喋った。」
パソぞー「今の時代パソコンがしゃべれなくてどうする。
     スイッチ止めんなよ。」
全員「すごいっちゃーすごいけど・・・・。」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第60号
ページ番号
5 / 28
この作品について
タイトル
光の心 闇の体
作者
ビルビル
初回掲載
週刊チャオ第59号
最終掲載
週刊チャオ第65号
連載期間
約1ヵ月12日