第四話「カオスマインドを操るチャオ」
あらすじ ウサチャオが恋した
サリア「ここが地界王様の宮殿です。」
ウサチャオ「ポワーン。」
チャオキチ「しゃきっとしろ、みっともないぞ。」
ウサチャオ「はーい。」
チャオキチ「重傷だな、こいつ。」
チャックス「宮殿にしてはボロボロだな。まるで廃墟だ。」
サリア「地界王様、このもの達を連れてきました。」
地界王「うむ、わかった。」
ダンルゥ「なぜ、俺達を呼んだんた。」
地界王「実はこの前・・。」
十日前
地界王の部下「第4地点突破。宮殿の54%完全破壊。26%破壊
あいつは王室に向かっています。」
地界王「命にかえてでも、この地の紋章は守り通すのだ。」
???「その必要はないぜ。」
地界王「誰だお前は。いったい何者なんだ。」
???「俺か、俺の名はチャスカラ。さあ、地の紋章を渡してもらおうか」
地界王「断る。」
チャスカラ「なら力ずくでも。完成してないがこの技を使うか。」
地界王「なんだ、このエネルギーは。」
チャスカラ「カオスマインド。」
地界王「ぐわあぁぁぁぁ。」
チャスカラ「素直に渡せばいいものを。」
ダンルゥ「カオスマインドだって?」
ウサチャオ「じゃあこのチャスカラというやつが。」
チャオキチ「師匠をダークにした。」
チャックス「犯人ってわけなんだな。ん、でもあんたはなぜダークじゃないんだ」
地界王「長年乾布摩擦で体を鍛え続けていたから・・。」
ダンルゥ「カオスマインドが完成していなかったからだろ。うちらの特訓が乾布摩擦ごときで勝てると思うな。」
全員「・・・。(重い沈黙)」
地界王「コホン。ともかく先代から勇者達に渡すよう言われた4つの道具を授けよう。」
サリア「後ろを見て下さい。」
ダンルゥ「掃除機と、ほうきと、小さい消しゴムとうちわじゃないか。」
サリア「ただの道具じゃございません。」
チャオキチ「じゃあなんなんだこの4つの道具は。」
チャックス「暑いな。このうちわ、持ってっていいか。」
サリア「説明書を読みますね。
掃除機は、生物以外なら、何でも吸い込める。
しかし、タンクにものを貯められるが
タンクからは何も取り出せない。
ほうきは、これにのって空を飛べる。
大きさも自由に変えられる。
消しゴムは怪我を消せる。
使いすぎるとなくなるので注意
うちわはどんなところでも突風を起こせる。
自分に向かって仰がないように。
すべての道具は普段はブレスレットにしてるとよい。
ブレスレットにする場合は(ブレス)と言い
道具にする場合は(アイテム)と言う。
と、書いてあります」
ダンルゥ「ん、わかったぜ。あれ、チャックスはどこだ。」
チャオキチ「はい。チャックスならうちわを持って後ろで・・」
全員「・・・。(再び重い沈黙)」
ダンルゥ「チャックス、そのうちわを仰ぐな。」
チャックス「・・・もう、遅い・・・。」
ウサチャオ「どこだ。どこにいるんだ。」
チャックス「上、上だ・・・・・。」
サリア「わ、天井にめり込んでる。」
ウサチャオ「今ほうきで助けに行くから。」
地界王「とりあえずアイテムを持って行きなさい。」
ダンルゥ「掃除機にするか。」
ウサチャオ「ほうきに決定。」
チャオキチ「じゃあ消しゴムを。」
チャックス「待て、俺も消しゴムがいい。」
サリア「だめ。あなたはうちわのイメージが強すぎます。」
チャックス「チェッ。」
ダンルゥ「ブレスレットにしておこうぜ。」
チャックス「OK。」
全員「ブレス。」
チャオキチ「へエー。なかなかいいデザインじゃん。」
地界王「じゃあ天界に行きなされ。」
ウサチャオ「天界って。」
地界王「天にあるチャオの国だ。
横にある太陽のパネルに乗るといけるぞ。」
サリア「私も行っていいですか?」
地界王「そうか、お前の妹が天界にいたな。好きにしなさい。」
ウサチャオ「ありがとうございます。ありがとうございます。」
地界王「なぜお前がいうか。」
ウイーン
サリア「よろしくお願いします。」
全員「よろしく。」
ダンルゥ「さて、天界に着いたぜ。」