第二百四話


【本当の入り口】

【クレイスタワー前】

フォル「んで・・・」

全員「・・・」

フォル「どーやって入るんだ?」

レスト「さっき言ったとおり、ここは大分前に封鎖されている。鍵が今どこにあるか分かればいいが・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・

フォル「う~ん・・・」

全員が色々と考えるが、なかなかいい案が浮かばないようだ。
と、そこに足音が聞こえてきた。

フォル「・・・ん?」

足音はどんどん大きくなっていく。

フォル「このパターンは・・・」

???「くぉらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!貴様らそこで何をしているぅぅ!!!」

フォル「ああ・・やっぱり・・この声は・・・」

テンオウ「喰らえ!!ラ○ダーーーーーーキィィィィィィック!!!」

大きな声で叫びながらテンオウが飛び蹴りで突っ込んできた。
そしてその飛び蹴りはカイの背中にクリティカルヒットした。
カイは、ぐはっ、と、言って見事に吹っ飛んだ。

テンオウ「俺、参上!!」

シーン・・・・

そして・・・

レンファ「この馬鹿たれがぁぁぁぁぁ!!!」

レンファの飛び蹴り!

テンオウ「ガハァッ!」

きゅうしょにあたった!
こうかはばつぐんだ!!

レンファ「君、殺していい?答えは聞いてないけど。」

テンオウ「ちょ・・・待て・・冷静になれ!!」

数分後

レンファ「・・で?何してんの?」

フォル「最近ことあるごとにお前らが現れる気がするのは俺だけか?」

カイ「実は・・かくかくしかじか・・・」

レンファ「・・・鍵?」

フォル「ああ。この中に入りたいんだ。」

レンファ「・・・実は・・」

・・・・

カイ「えぇ!!?」

フォル「じゃあここの鍵は・・・」

レンファ「うん・・・アンクルとライクルっていう二人がクレイスタワーの中にいるんだけど・・・二人が鍵をもってっちゃったんだ。」

フォル「じゃあ何で中から鍵が・・・?」

レンファ「え?」

フォル「ん?どうかしたのか?」

レンファ「もしかして・・・ここから入ろうとしてる?」

レンファが扉を指差す。

フォル「・・・そうだけど?」

テンオウ「ふふふふ・・残念だったな!!本当の入り口は・・・ここだぁ!!」

と、急にテンオウが話しに入り、地面に手を突っ込んだ。
そして、テンオウが手を抜くと・・・

フォル「んなっ!?」

レスト「・・なるほど・・・」

地面が開いて、そこに階段があった。
どうやらここから下に行くらしい。

レスト「隠し扉か・・・」

ライド「シュイィィィィィ!!!」

ライドは扉に真っ先に入っていった。
その後、ガガガガガガガっと大きな音がなった。

フォル「・・こけたなあいつ。」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第298号
ページ番号
211 / 229
この作品について
タイトル
バトルプログラム
作者
銀音(銀鉄,マスター)
初回掲載
週刊チャオ第202号
最終掲載
週刊チャオ第328号
連載期間
約2年5ヵ月1日