第百九十五話
【助かった?】
「次は・・・もう少し楽しませてくれ。」
フォル「う・・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
【???】
フォル「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッシャァァァン!!!
フォルの大きな悲鳴と共に何かが転げ落ちる音がした。
レンファ「いてて・・・」
フォル「・・・あれ?レンファ?てか、ここは・・・?」
フォルは、自分がベッドの上にいる事に気づいた。
フォル「警察・・署?」
レンファ「そうだよ・・・もう、びっくりするなぁ・・・」
レンファの周りには横に倒れている椅子とたくさんの紙が散らかっていた。
レンファ「あちゃ~・・・書類が無茶苦茶だよ・・・」
フォル「す・・スマン・・・じゃなくて!!何で俺がここにいるんだ!?確か俺は・・・」
レンファ「朝ジョギングしてたテンオウが見つけて連れてきてくれたんだよ。道のど真ん中でうつ伏せに倒れてたらしいよ。」
フォル「ぁ・・・」
レンファ「・・何があったの?」
フォル「ああ、実は・・・」
フォルは昨日の晩、黒騎士との出来事をレンファに話した。
レンファ「・・なるほどねぇ・・・」
フォル「色々と不思議な奴でな、今のところ何にも奴について分かってないんだ。」
レンファ「へぇ・・・・」
と、そこへどんどん大きくなっていく足跡と叫び声が二人の耳に入った。
レンファ「・・・」
レンファは何も言わず立ち上がり、ドアの前に立った。
そして勢いよくドアが開き・・・
テンオウ「だいじょブヘッ!!!?」
レンファのカウンターにより勢いよくドアが閉まった。
そして、今度はゆっくりとドアが開いて・・・
テンオウ「大丈夫かぁぁぁぁ・・・・・?」
フォル「お前がな。」
頭を抑えて体を震わせながらテンオウが入ってきた。
レンファ「署内では静かにね?」
テンオウ「スイマセンデシタ…」
フォル「相変わらずだな・・・」
チャオノスケ「また騒がしいな・・おお、フォル、起きたか。」
フォル「あ、おっちゃん。」
チャオノスケ「道のど真ん中で倒れてたらしいな、外で寝たりなんかしたら風邪引くぞ?(笑」
レンファ「チャオノスケさん・・・(呆」
チャオノスケ「ま、何があったかは知らねぇが、無事でよかったな。」
フォル「あはは・・・」
テンオウ「おーい・・・」
フォル「どうした?テンオウ?」
テンオウ「・・・第四回戦・・・始まってるぞ?」
● ● ● チーン
フォル「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!??????????????????????????????????????????????????????????????」
と、大きな叫びを上げた後、フォルはすぐに部屋を飛び出していった。
レンファ「テンオウ・・・そういうことはもっと は や く 言おうね?」
テンオウ「いや・・話が盛り上がってて言いづらかったから・・・」
レンファ「・・・・・・・」
ニコッ・・・・・
テンオウ「!!」
ィヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!