第百九十三話
【暗夜の再開】
【医療室】
午後七時・・・
全員「・・・・・」
バース「・・・・」
フォル「・・永眠とかじゃねぇよな?」
レスト「息はしているから大丈夫だと思うが・・・」
シン「ホントに大丈夫かな・・・?」
シルバ「腹減ったぁぁぁぁ~・・・」
三人「・・・・」
グッ!×3(拳を構える音
シルバ「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンn(ry」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
午後九時
シルバ「ガァァァァァァァァ・・・・・・・グォォォォォォォォ・・・・・(爆睡」
シン「すー・・・すー・・・(眠」
レスト「・・・・・・(眠」
フォル「・・・・眠れん・・・」
全員が眠っている中、フォルは一人だけ起きていた。
フォル「・・結局こいつ起きなかったな・・・」
バースは今だ寝ている。
フォル「・・・ちょっと外に出てみるか・・・」
何故?
フォル「気まぐれ。つか話しかけんなクソ作者。」
【砂の街クレイ】
フォル「あぁ~・・・涼すぃ~・・・」
夜の街は月の光で少し明るかった。
フォル「静かだな~・・・たまにはこういうのも・・・!?」
フォルは何かを感じ、すぐに体を後ろに向けた。
???「まぁまぁといったところか・・・」
フォル「!?」
今度はフォルの後ろから声が聞こえ、またもやすぐに振り向いた。
フォル「お・・お前は・・・」
フォルの前に立っていたのは、漆黒の鎧を身に纏ったチャオ・・・そう・・・。
フォル「黒騎士・・・」
黒騎士「流石に、あれだけ気を出せば気づくか・・・」
フォル「何のようだ!?お前は大会を棄権して、ここは離れたのじゃないのか!?」
黒騎士「それは違う、俺の対戦相手・・・あいつが棄権したから俺は棄権した、元からあそこでわざと負けるつもりだったからな。今のお前なら順調に勝ち進んで俺と戦うことになっていた。」
フォル「(順調じゃなかったけどな・・・)どういうことだ?俺がお前に負けるとでも?」
黒騎士「言ったはずだ、俺は強いお前と戦いたい。今のお前じゃ実力不足だ。」
フォル「言ってくれるじゃねぇか・・・テメェなんて今ここでぶっ倒してやる!!」
黒騎士「やめておけ、やるだけ無駄だ。」
フォル「やってみなくちゃわかんねぇだろ!!グラビティフィールドオープン!」
黒騎士「・・・」
フォル「バトル!!」