第百七十七話

【忘れていたこと】

司会者「さて、第三ラウンド始めたいと思うのですが・・・一つ忘れていることがありまして・・・」

全員「?」

司会者「第二ラウンド一回戦フォル選手VSライド選手が終わっていませんでした・・・」

・・・長い沈黙・・・

全員(大事すぎるだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!?)

司会者「というわけで、フォル選手、ライド選手、入じょ・・・」

おぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・・(何

司会者「・・・・・・」

・・・ぷ~ん・・・

司会者「・・・・(汗」

フォル「おし、もう大丈夫だ!」

ライド「こっちもOK!さぁ、始めようぜ!!」

司会者「・・・何してたんですか?」

二人「リバースb(ビシッ」

二人は親指を立てながら同時に言った。

司会者「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」

フォル「さっさと試合始めろよ。」

ライド「そうだぞ。」

司会者「・・・試合開始・・・」

二人「グラビティフィールドオープン!バトル!」

司会者(・・・清掃係呼んでこなくちゃ・・・・)

【グラビティフィールド】

ライド「先手必勝!これでも喰らえ!!」

早速ライドがナイフを投げつける。

フォル「危ねっ!!」

フォルはそれを避けて、すぐに双剣を取り出した。

フォル「螺旋撃!!」

フォルは双剣を構え、低空飛行で回転しながら、猛スピードでライドに突っ込んだ。

ライド「あらよっと♪」

ライドはそれをジャンプでかわして、ナイフを三本投げた。

フォルはすぐに止まり、二本を弾き、一本を避けた。

ライド「うわ~・・・流石にあの速度で回転しながら突撃してたら避けれないと思ったんだけどな・・・」

フォル「なめんじゃねぇよ!」

フォルはライドの着地地点辺りに走りだした。

ライドはそれに感ずいて、フォルに向かってナイフを投げた。

フォルはそれを双剣で弾きながら進んでくる。

ライド「やべ・・・」

ライドは地面に着地した。

その瞬間、フォルはライドに飛び掛った。

ライドはすぐに後ろに回避したが、フォルの双剣がライドの腹を横に斬りつけた。

だが、深くはなかったようだ。

ライドはすぐに体制を立て直し、ナイフを六本投げた。

二本はフォルに向かったが、残りの四本はそのうちの二本同士、ぶつかり、片方は弾かれて地面に刺さり、残りの二本は地面に落ちた。

フォル「どこ投げてんだ!!」

フォルは双剣で二本のナイフを弾いてすぐにライドに向かって走り出した。

ライドはもう一度ナイフを二本投げた。

だが、それもフォルには当たらず、横を通り過ぎた。

フォル「何やってんだよ!」

フォルはライドをまた斬りつけようと双剣を構えた。

ライドはその瞬間・・ニヤついた。

グサッ・・・

フォル「なっ・・!?」

フォルの背中にはナイフが二本刺さっていた。

フォル「ど・・どうして・・・」

ライドは、怯んだフォルの腹を蹴り飛ばした。

ライド「さっき地面に刺さった二本のナイフ・・・あれに別のナイフを当てて弾き返した・・っていえばわかるか?」

フォル「はぁ・・?んなのこんなにうまく刺さるはずが・・・」

ライド「普通の奴ならできんだろうな・・・だがな。」

ライドはナイフを両手に三本ずつ構えて言った。

ライド「ガキのときからナイフで遊んでた俺にとっちゃあ、こんなテクニック楽勝よ。」

ライドは構えたナイフ、計六本を一気にフォルに投げつけた。

フォルは蹴り飛ばされて、倒れたままだったため、すぐに起き上がって、ナイフを弾いたが、一本が左腕に刺さり、剣を片方落とした。

フォル「ぐっ・・・・」

ライド「双剣使いが一本の剣でどう戦うか・・見ものだなww」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第280号
ページ番号
184 / 229
この作品について
タイトル
バトルプログラム
作者
銀音(銀鉄,マスター)
初回掲載
週刊チャオ第202号
最終掲載
週刊チャオ第328号
連載期間
約2年5ヵ月1日