第百七十八話
【片腕の双剣使い】
ライド「双剣使いが一本の剣でどう戦うか・・見ものだなww」
フォル「っつ・・・」
フォルは腕のナイフを抜いて、その場に投げ捨てた。
左腕からはドクドクと血が流れてきた。
ライド「酷ぇ扱いだな・・投げれば初心者でも簡単に武器として扱えるのによ。ま、お前じゃ無理かww」
フォル「この・・!」
フォルは右腕の剣でライドに斬りかかった。
ライドはそれをジャンプして避けて、下に向かって大量にナイフを投げた。
フォル「おあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
フォルは全速力でナイフの雨が頭に到達する前にその場から回避した。
そして地面に大量のナイフが刺さり・・・
ライド「もいっちょ。」
ライドがもう一度ナイフを大量に投げて、刺さったナイフでそれを弾かせ、大量のナイフが改めてフォルを狙った。
フォルはそれを飛行して避けた。
ライド「あ~・・・避けられたか。」
フォル「クソ・・・・双剣ばっか使ってて片手持ちで剣使うのは久しぶりだからな・・・・」
フォルの左腕からは、まだ血が出ている。
フォル「あ~畜生・・・あいつのナイフ結構深く刺さりやがったな・・・ツカイマサライッテタラタダノセツメイブンダヨナ・・・」
ライド「空中は安全だと思ってたら大間違いだぞ!!」
フォル「!」
フォルが独り言をブツブツ言っている間にライドは下からナイフを投げまくっていた。
そのせいで少し反応が遅れ、フォルは避けきれないと悟った。
フォル「・・・一か八か・・・」
フォルは剣の柄の部分を持って、下に構えた。
フォル「なんか槍っぽいけど回転バリアァァァァァァァァァァ!!!!!!」
フォルは剣をできる限り速く回転させて、防御壁を作った。
ライド「うわ・・・剣がやることじゃねぇ・・・」
だが、それでもうまくナイフを弾いている。
ライド「何!?」
弾かれたナイフはライドを襲った。
ライド「くっ・・・」
ライドは戻ってきたナイフを、ナイフを投げ返して弾いたが・・・
グサッ
ライド「ちぃ・・・」
一本当て損ねて左腕に刺さった。
フォル「駄目もとでもこういうのってやってみる価値はあるもんだな・・・」
ライド「テメェ・・・」
フォル「これでフェアな勝負ができるってこったww」
ライド「いいぜ・・・だがな、これだけ言っておく・・・・片腕の使えん双剣使いと片腕の使えんナイフ使い・・・戦い方に支障がでるのは双剣使いだぜ!!」