第百五十七話
【謎のチャオからの連絡】
【クレイス警察署】
レンファ「いや~なかなか面白くなってきそうだね~ww」
レンファが二人の戦いをコントロールパネルの前で見ていた。
レンファ「こっからどう進んでいくのか・・楽しみだなぁ・・・」
と、そこに・・・
通信機「・・あーあー・・・聞こえる?聞こえたら誰か応答してくれ。」
レンファ「ん?誰からだろ?」
レンファが通信機を受け取る。
レンファ「もしもし?」
ライクル「おお!応答があった!!こちらライクル。」
レンファ「ライクル!?今どこにいるの!?」
ライクル「え・・・と・・それが・・――の中なんだけど・・・」
レンファ「ええ!?何でそこに!?」
ライクル「いや・・ちょっとした好奇心・・w」
通信機(ボソッ)「・・・早く・・・」
レンファ「あ!その無口な感じの台詞は!」
ライクル「おう。アンクルも一緒だ。」
レンファ「よかった・・・もう長い間連絡ないから心配してたんだよ、二人共。」
ライクル「ん~・・・だけどな・・・」
レンファ「?」
ライクル「今ちょっと危な―・・・あ!す・・スマン!!また連絡する!!」
レンファ「え!?あ!?ちょっと!!」
通信はそこで途絶えた。
レンファ「やっぱりあそこには何かあるのかな・・・・」
【森林】
テンオウ「斬転脚!!(ざんてんきゃく)」
テンオウは一瞬消えて、フォルの右横に現れてフォルに回し蹴りをした。
フォルはそれを後ろに飛んで避けた。
が、足がかすり、顔に切り傷ができた。
フォル「おいおい・・てめーの足は刃物かぁ?」
テンオウ「俺は全身があらゆる性質をもった武器だ!槍手突!!(そうしゅとつ)」
テンオウはフォルの後ろに回りこみ、右腕でフォルの背中を突いた。
フォル「どあっ!」
フォルは体を前にそらして攻撃を避けたが手の先が少し背中に当たった。
そして背中を針が刺さったような痛みが通った。
テンオウ「まるで槍に刺されたような痛みだろう!」
フォル「先っちょしか当たってねぇがな!!」
フォルは体を旋回させて、その勢いでテンオウを斬った。
テンオウはそれを後ろに飛んで避け、その勢いで木に足をつけてそこからフォルに向かって飛んできた。
テンオウ「瞬弾拳!(しゅんだんけん)」
テンオウはその勢いでフォルの腹に拳をHITさせた。
フォル「っぅ・・・!(は・・速い!)」
テンオウ「ふふふ・・この俺の体の恐ろしさ、思い知ったか!!」
フォル「ま・・だ・・ま・・・だぁ!!」
フォルはそういって勝利の石を取り出した。
フォル「拳には拳で語り合ってやる!!勝利の石・・・ストーン進化ぁ!!」
フォルが光の繭に包まれた。
フォル「勝利の拳!ナックルズチャオ!!」