第百四十五話

【レストとルトガー】

ルトガー「・・・何のようだ?」

レスト「ふざけるな。貴様もわかってるはずだ。俺が何しに来たのかぐらいな。」

レストは一見落ち着いている様に見えるが、よく見ると怒りが抑えきれていない。
一方、ルトガーは完全に落ち着いているようだ。

ルトガー「・・・取り返しにきたのか?」

レスト「ああ。それ以外お前に用は・・・いや、あるな。」

ルトガー「そうか、だが、貴様に何ができる?」

そういってルトガーはフォルに向けていた緑の剣をしまい、最初に出していた剣を出した。

レスト「できるさ。貴様から取り返すために必死で手に入れたこの力でな。」

そう言ってレストは右腕を上げた。
するとレストの手が光だし、周りに丸く折られた板が二枚レストの手の周りに現れた。
その板には何か字のようなものが書いてある。

ルトガー「ほぉ・・・」

ピンキー(あれは・・!)

そして上に上げた右腕で自分の左腕についているTBPを思い切り叩いた。(TBPは利き腕と逆の腕につける。)

レスト「プロテクト・ブレイク!!」

レストの右腕がTBPの上に落ちた瞬間腕の光が飛び散り、何かが外れたようにカチャンという音がした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
しばらくの沈黙・・・その中でレストは・・・
・・・・・銃を取り出した。

ルトガー「・・・その力・・どこで手に入れた?」

レスト「言うまでもないだろ。」

ルトガー「・・・」

二人はそれぞれ武器を構える。

レスト「・・・いくぞ!」

ルトガー「かかって来い!!」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第265号
ページ番号
152 / 229
この作品について
タイトル
バトルプログラム
作者
銀音(銀鉄,マスター)
初回掲載
週刊チャオ第202号
最終掲載
週刊チャオ第328号
連載期間
約2年5ヵ月1日