第百十五話

【再会】

ピンキー「久しぶりね、エルフィス。」

エルフィス「ピンキーさん、どうしてここに?」

エール「ちょっとね。」

エールというチャオが返事をする。

ちなみにピンキーはピンク色のナイツチャオ、エールはどうなったらそうなるのか、赤と黒が代わり代わりに綺麗に模様になっているナイツチャオ、いわゆるリアラチャオだ。

エルフィス「・・・まさか!!」

エール「多分予想があってるよ。僕達はエルフィスをイルスの元に連れ戻しに着たんだ。」

カイ「え!?」

レスト「何!?」

メタル「嘘!?」

バ&プ「誰!?」

エルフィス「あ、そうなの?またお兄ちゃんがなんかやらかしたのかと思った・・・」

カイ「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!連れ戻されちゃうんだよ!!」

エルフィス「うん・・・」

ピンキー「さ、帰るよ。」

エルフィス「・・・・いや。」

ピンキー「・・・・言うと思った。でも、あたいは連れて行くよ。イルスに頼まれたからね。」

エルフィス「たとえピンキーさんでも私はみんなといる。カイやフォル達といっしょにいる!!私はみんなといっしょにいたいの!!」

ピンキー「・・・やっぱ変わってないね、エルフィス。」

エルフィス「え・・・」

エール「実はね~ホントは連れ戻す気なんてまったくなかったんだよ♪」

ピンキー「イルスにはあんた達の『護衛』を頼まれたんだよ。」

カイ「護衛・・?」

ピンキー「あたいは一応傭兵やってるんだ。こう見えて、結構あたいは強いよ?」

カイ「そうなんですか・・・」

ピンキー「・・・」

ピンキーはカイをじっと見つめ始めた。

カイ「?」

エルフィス「・・・!まさか・・・」

ピンキー「君、かわいいね。」

カイ「ええええええ!!!?」

カイの顔が真っ赤になる。

ピンキー「アハハ、真っ赤になっちゃって~ますますかっわい~♪」

カイ「あわわわわ・・・・」

カイは少し後ろに後ずさる。

エール「ちょっとピンキー!!」

ピンキー「いいじゃない、いいじゃない♪」

レスト「待て。」

ピンキーの前にレストが現れる。

ピンキー「?」

レスト「奴は・・予約済みだ。」

ピンキー「え?」

バース「あ・・・」

プロット「予約って・・・;」

メタル「予約・・・?」

エルフィス「・・・(はっ!!もしかして・・・)」

エルフィスの顔が真っ赤になる。

ピンキー「ははぁ、そういうことね。わかったわ。」

エルフィス(か・・完璧にバレてる・・・)

エルフィスは恥ずかしさのあまりその場で倒れてしまった。

レスト「・・・効きすぎたか。」

エール「エルフィス・・・」

ちなみにカイには奇跡的に聞こえなかったとさ。

そして・・・

メタル「何の予約なんだろう・・・」

未だにメタルは悩んでいた・・・・

このページについて
掲載号
週刊チャオ第247号
ページ番号
121 / 229
この作品について
タイトル
バトルプログラム
作者
銀音(銀鉄,マスター)
初回掲載
週刊チャオ第202号
最終掲載
週刊チャオ第328号
連載期間
約2年5ヵ月1日