ばったもん戦隊チャオレンジャイ再び ページ1
チャオの体には、未知のチカラが秘められている。
それは、鍛えれば鍛えるほど、無限のパワーを発揮する!!
ばったもん戦隊チャオレンジャイ!!
いい年~こおいて~、命が萌え~るチャオは
不~思議な~魅力秘~め~て~る。
胸が~ときめく~、か~わいいチャオっに~、
全てをささっげよ~。
ああっあ~、チャ~オの体は~、
地上に降りた神秘の泉だ。
神の住~む星っだ~。
チャオ!チャオ!チャ~オパ~ワー
鍛え上げろよチャ~オパ~ワー
チャオ!チャオ!チャ~オパ~ワー
見せてやるんだチャ~オパ~ワー
戦うチャオは、うっつぅくしっいぃ~~。
あ~あ~あ~。
ばったもん戦隊チャオレンジャイ
ここは、とあるチャオガーデン。
平和そのものである。
しかし、その平和を打ち破るモノがいた。怪人チャオである!
「がっはっはっは~。このチャオガーデンは、わしのもんじゃい!」
「まてい!」
そこへ現れるいつつの影!
「現れたな、チャオレれ?」
その影を見ておののく怪人チャオ。
「めちゃボイン!」
「ごっつボイン!」
「ボインをラー油でこんがり揚げてみました!」
「でかボイン!」
「ぺちゃボイン!」
「五人そろって、ボインジャーファイブ!!」
「そ~れそ~れそ~れそ~れ、ボインボインボインボイン。」
ボインジャーファイブと名乗る五人は、胸の前にあるモノをゆすりながら、怪人チャオにすりよります。
「やめれって。」
「そ~れそ~れそ~れそ~れ、ボインボインボインボイン。」
怪人チャオに聞く耳持たないボインジャーファイブ。
「だ~か~ら~、やめれって。」
「あいたたたた。」
怪人チャオは、めちゃボインの胸の前にあるモノを、ぎゅっと握りしめます。
ようやく静かになるボインジャーファイブ。
「なあ、お前等チャオレンジャイだろ?」
怪人チャオは、当たり前の質問をしてみます。
「五人そろって、ボインジャーファイブ!!」
「そ~れそ~れそ~れそ~れ、」
「だから、それはもおいいって!」
五人の頭をひっぱたく怪人チャオ。
「お前等、ボインジャーファイブなの?」
「ハイ、そうです。」
「じゃあ、タイトル変えなあかんな。」
これまた当たり前のことを言う怪人チャオ。
「いえ、タイトルはチャオレンジャイでいいです。」
「はあ?」
めちゃボインの受け答えに、納得のいかない怪人チャオ。
「お前等、チャオレンジャイなの?」
「いえ、今日はボインジャーファイブです。」
「はあ?はっきりせいよ。チャオレンジャイならチャオレンジャイ、ボインジャーならボインジャーで行けよ。」
しどろもどろなボインジャーに怒りだす怪人チャオ。
「お前等さあ、この前、ちゃんとして来るから戦って下さいって、言ってたよなあ?」
「はあ。そんなことも言ったような…。」
今度は、ごっつボインが答えます。
「言ったような?確かに言ったよな!
で、その成果がこれかい?」
しずまりかえるボインジャーファイブ。
「でも怪人チャオさん…。」
「あ~ん?」
こんがりあげたボインが、クチを挟みます。
「あの頃とは、読者層が違ってます。多分、前回を知らないヒトの方が多いかと…。」
これまた怒り出す怪人チャオ。
「そんなのどうだっていいんだよ!俺が言いたいのは、これがお前等の『ちゃんと』なのか?ってことだよ。」
「すいません。」
リーダーと思しきめちゃボインが言います。
「ボクも、こんなのはふざけすぎてるから、やめれって言ったのですが、みんながノリノリで、止めることが出来ませんでした。すみません!」
怪人チャオに頭を下げるめちゃボイン。
「な、何言ってるんですかぁ!」
他のボインジャー達が、反論します。
「あんたが、決めたんでしょ?お前ごっつボインなあとか。」
「そうですよ、ボインを揚げるには、サラダ油じゃ駄目かなぁ?とか、結構ノリノリだったじゃないですかぁ。」
「なに?」
めちゃボインをじろりとにらむ怪人チャオ。
めちゃボインは、口の前に指をあててます。
「しー、しー。」
「お前なあ。」
めちゃボインをはたく怪人チャオ。
「はあ、やっぱりお前等とは、戦えんわ。」
前回も言った台詞を、またまた繰り返す怪人チャオ。
「そ、そんなぁ、怪人チャオさん、こゆの好きでしょ?怪人チャオさんのこと思って、こうしたんですよ?」
「まあ、俺も嫌いじゃないけどさ。」
「だったら、戦いましょうよ。」
怪人チャオの前でポーズを決めるボインジャーファイブ。
それを見てあきれる怪人チャオ。
「はあ、だってお前等さあ、それ、チャオじゃねえじゃん。」