6 「ふぁいなる☆うぇぽん」

―まぁ、君たちの名も手早く聞こうか。
―あぁ、俺は佐藤敏夫。通称…
―君は調味料とよばせてもらおう。

な、何で分かったんだ?
と聞きたかったが、どうせ図星なので流しておくことにした。

―わたしはねぇ、通称…
―分かっている、ハンサムボーイだろ?
―ちょ待て!相方!その前にもっと特徴的なことが…
―それ以上言うな!通称は外見で決めればいいじゃないか!

・調味料という通称はどう考えても外見ではない。

―…まぁ、良いか。で、今からどうするつもりだ?
―あぁ、それなんだが、俺はすぐに行かなくてはならない。
―えぇ、そんなぁ、何処へ行くのよぉ?キャ○クラ?
―いや、フー○クだ。
―やめんか!子どもが見ている小説で何を言うか!

・いつも18禁DVD見ているおまえが何を言うか。

と言うわけで、相方は消えた。
あんたも飼い主を捜していたんじゃないのか?
しかし、その答えはすぐに分かった。

―ん?何かトイレに張ってある・・・。

『2号館の3階D教室に飼い主はいた。 相方』

―ほぉ、やることはやってあるじゃん。うんうん、問題解決。

・相方が飼い主をそのまま保護しなかったのは何故?という大きな問題を残して。

…一方…

屋上には黒い服を着た赤ん坊と小学生が、
土管の中に身を潜めながら、
移動式小型カメラから映される映像をモニターで見ていた。

―屋上から視察しているのもたのしいなぁ。
―ですね。まぁ、いざとなればこの「ふぁいなる☆うぇぽん」を。
―おっ、いざとなったらの逃走手段があるのか。

―ええ、水爆の3000倍の威力がある手榴弾です。

・地球がふぁいなるだ。

―…で、もう一つあります。これをあの二人がピンチの時に。
―おいおい、何だよ、その青い粉が詰まったモノは。
―秘密です。まぁ、今に分かるでしょうけど。

…その頃…

二匹のチャオが裏路地にやって来た。
そして、小屋の中に入る。
そこにはうずくまるチャオの姿があった。

―くくく、良いチャオだな。
―やめとけ。ボスの命令だ。手は出してはいけない。
―ちっ、まぁいいさ、その代わり金をもらうけどな。

―うぅぅ、なんで、何で私が・・・。

―何で私が?当たり前じゃあないか。
―ボスがおまえの力をもらおうとしているんだよ。
―おまえの持っている力は俺たちが人間に復讐する力さ。

二匹のチャオはけたけたと笑う。
何もすることが出来ないしばられたチャオはただただ泣いていた。

―お願い…可奈…助けて…。

…一方…

―此処が飼い主のいる場所のはずだけどなぁ・・・。
―此処でしょぉ?ん?あれ、あれじゃないの?

おかまが指さした先には確かにあの飼い主の顔と一致する人物。
よし、どうやら此処で間違いではないようだ。
だが、あの飼い主をどう説得してどう保護しようか。

―う~ん、どうしようかな。
―何をしているんですか?君たちは。
―あぁ、先生・・・って先生!?

・見つかってはいけない人に見つかった。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第218号
ページ番号
7 / 7
この作品について
タイトル
バクチク
作者
それがし(某,緑茶オ,りょーちゃ)
初回掲載
週刊チャオ ライトカオス記念号
最終掲載
週刊チャオ第218号
連載期間
約18日