第十四話

チャルスが構えようとしたとき、デスドルの前に、二本の剣が落ちてグサッ!と刺さった。
チャルス 「何だ?何の真似だ?デスドル!」
デスドル 「何の真似?もちろん貴様と俺の戦いのためよ!」
そう言って、一本の剣をチャルスに向かって投げた。
デスドル 「さあ取れ。おれと貴様の剣で勝負だ!」
チャルス 「久しぶりだな、こういうのは・・。お互いに。」
たしかにそうかも。(笑)・・とまあ、そういう事はおいといて、
チャルス 「よおし、ダークカオスになった俺の力見せてやる!」
と、いっきに剣を引き抜くチャルス。すると、出てきた剣には刀身がなかった。
チャルス 「ど、どういう事だこれは?なんで刀身がないんだ?」
デスドル 「その刀は持ったやつの力を感じ取って刀身を見せる刀だ。ちなみに・・、」
そういうとデスドルは、自分の刀を引き抜いた。
デスドル 「これが、俺の剣だ!」
その瞬間、バチバチッ!という音とともに剣から刀身が出てきた。それをみて、
チャルス 「じゃあ、俺も・・だぁ!」
掛け声とともにデスドルの剣の二倍ぐらいの長さを持つ刀身が出てきた。
デスドル 「よし、出たようだな。それじゃあ、いくぜ!」
そういうと、デスドルがチャルスに向かっていった。そして、剣を振り下ろす。
それを剣で受けとめるチャルス。ガキィィィン!
チャルス 「なかなかやるな。」
デスドル 「おまえもな。だが、そういう台詞はこの技を見てからにしてもらおうか!」
というと、構えだした。その瞬間、辺りが闇につつまれ、お互いの姿が確認できないぐらいになった。
チャルス 「くそっ、これじゃ何も見えない!」
デスドル 「これこそ、俺の魔性剣技!暗黒烈風斬!」
そういうとさっきの闇を思いきり切り裂いた。すると切った闇がチャルスに襲い掛かった。
チャルス 「な、何?ぐわあぁぁぁぁぁ!」
デスドル 「どうだ、前は不覚を取ったが今度はそうはいかん。さあ、とどめだ!」
チャルス (弱点を見つけた!)
何かにひらめいたチャルス。そして思いきり剣を高く掲げた。
チャルス 「剣よ!邪悪なる闇を取り払え!」
デスドル 「しまったぁ!」
すこしして、闇は完全になくなった。そこにチャルスとデスドル。
チャルス 「このままやってても決着がつかない。ここは一つ、一発勝負にしないか?」
デスドル 「それでいいだろう。構えろ。」
お互いに構える。10分が経過。お互いに出るタイミングを見ている。
デスドル 「よし、もらったぁ!」
デスドルが先にしかけた。チャルスもそれに続く。そして、
カキーーーーーーーン!!!
という音がした。お互いに振り向く。
チャルス 「ぐっ・・、ドジッたか・・?」
と、その場に倒れこむチャルス。それを見て
デスドル 「俺の勝ちのようだ・・。」
と勝ちを確信して立ち去ろうとするデスドル。
チャルス 「いいや。おまえの・・負けだ!」
デスドル 「な、なんだと?ぐ、ぐわぁぁぁ!」
と、勢いよく血(ていってもチャオに血ってあるのかな?)をふきだして倒れるデスドル。
チャルス 「ふう、ダメージを受けすぎたか?くっ・・。」
といって倒れてしまった。
バトル3 勝者チャルス!
ラストは、チャネルとネードだ。続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第23号
ページ番号
16 / 29
この作品について
タイトル
あるチャオのお話
作者
チャネル(チャムロ)
初回掲載
週刊チャオ第4号
最終掲載
週刊チャオ第34号
連載期間
約6ヵ月30日