2章 21話 「ガルベルVSメティオ(1)」
東海岸→試験会場の道
ガルベル「まさかこんなとこで会うとはな・・・」
メティオ「だったら何かい?僕を倒すとでも?」
ガルベル「なめやがって・・・」
カペラ「ウーン」
カペラの意識が戻る。
ガルベル「!なんて間の悪いやつだ!」
メティオ「そうだ・・・こいつがいた・・・」
メティオはニヤッとする。
メティオ「こいつの命がほしけりゃひきあげな!」
カペラ「え?これってピンチ?」
ガルベル「くそっ!卑怯な・・・」
メティオ「どうした?裏切りはお前の十八番じゃないのかい?」
ガルベル「・・・分かったよ、ひきあげりゃいいんだろ。」
ガルベルは後ろをむく。
メティオ「へえ、今回は裏切らないのかい・・・」
ガルベル「なあんてなあ!!!」
ヒュッ
カペラ「うわっ!」
メティオ「ん?」
メティオの手元からカペラが消える。
そして、ガルベルの手元にカペラが現れる。
カペラ「あー、びっくりしたぁ。」
メティオ「なにをした・・・」
メティオの顔が少しひきつる。
ガルベル「助けたんだよ。このロープでな。」
ガルベルが見せたのは、ボロボロのロープだった。
メティオ「そんなもので・・・生意気な・・・」
ガルベル「あんたよりましさ。」
メティオの顔がまた少しひきつる。
ガルベル「おい、お前!先に試験会場にいってろ!」
カペラ「う、うん。」
カペラは走っていった。
ガルベル「さて、戦いたいんだって?『メティオさん』!」
ガルベルは馬鹿にしたような言い方をする。
メティオ「グググ・・・戦うだけじゃつまらない・・・ズタズタにしてやる。」
ガルベル「やってみな・・・『魔法使いさん』。」
メティオ「メテオリックシャワー!」
メティオがそういうと、空から隕石が10個ほど降ってきた。
ガルベル「硬化!」
ガルベルの体が鉄になる。
ドオオオン!
ガルベル「いってー!今度はこっちのばんだ!」
メティオ「「お前の攻撃などとどかん・・・」
ガルベル「どうかな?右腕変化、『ガトリング』!」
ガルベルの右腕がガトリングになる。
メティオ「なに!?」
メティオはあせる。防御手段がないからだ。
チュンチュンチュン!
メティオ「ぬおお・・・」
ガルベル「どうだ?」
メティオ「こしゃくなマネを・・・」
メティオの左手は、傷だらけになっていた。
続く